本部長通信191  2008年5月24日

極真精神と我々(5)


 極真会館の伝統は、大山総裁を頂点として、確立してきたのです。ですから私達の原点は、総裁のレベルを意識して、伝統を継承していくことが、原則的立場です。これを果たすためには、一人ではできないのです。宮城県本部が一丸となって向かっていくのです。自分なりにやって成されるものではないのです。これは、従来の中心者である総裁を原点にして始まるのです。
 それゆえに、極真精神の伝統を打ちたてていくことは、総裁のレベルを完成させるとともに、宮城県本部のメンバーが一丸となって、勝利の条件を満たすのです。自分中心にやってはいけないのです。あくまでも極真精神の伝統を中心として歩むのです。
 あっという間に、七年の歳月が過ぎようとしています。宮城県本部が七年の歳月を通過して、いったい何をなすのかというと、総裁の伝統を充満させなければならないということです。それには、第一に拠点拡大の問題です。第二には、実体の問題であり、第三に気持ちの問題になります。いわゆる拠点、実体、気持ちの問題を完全に確立することなのです。
 抽象的になってしまいましたが、何をなすかとは、総裁の気持ちを受け継ぎ発展させることであり、世界に極真の拠点を確立させることであり、内外ともに極真精神の基準を勝利的に決定させることであります。
 段階を追うと、拠点拡大であり、人間としての実態があり、それから、気持ちを勝ち取らなければならないのです。そのような極真精神基準が、宮城県本部に現れて、初めて一流になり得るのです。

師範稽古 国見教室 本部選手会 移動回転突き40分 手塚会長と懇談