2019年9月14日(八段語録3628)
学習支援等における再犯防止活動


宮城県BBS連盟に所属している仙台市青葉区BBS会の活動報告です。
東北福祉大学が主軸になって構成されており、BBS活動を行っています。
青葉区のBBS会は、1947年に設立され、72年の歴史があります。
現在も東北福祉大学の学生が中心で、百名の会員数で活動を行っています。

現在行っている主な活動は、
〇社会を明るくする運動(非行防止活動)
〇ともだち活動・家裁の試験観察中の学習支援
実際に訪問している施設は
〇少年院は、東北少年院・青葉女子学園
〇児童自立支援施設 宮城県さわらび学園
〇母子生活支援施設 仙台むつみ荘
〇仙台市子供相談支援センターで、ふれあい相談員

このような青葉区のBBS活動内容は、学生ですから在学中は真剣に取り組みますが、四年で卒業になります。
学生のサークルとして組織化されていますから、伝統が後輩へと引き継がれていきます。
新入生を迎えて、総会から始まる年間スケジュールは、BBS活動として定まっているのです。
それだけに、再犯防止のために、システマチックな教育支援を行って、社会貢献をする道筋があるのです。

さらに、学生は自己研鑽も積極的に行うのです。
基本的に、定例会を二週間に一度、福祉大学のキャンパス内で行うのです。
このサークルでは、社会貢献をすると同時に、自分を成長させることができるのです。
それだけに大学では、公務員として更生保護を目指そうとする人も出ているのです。

ところで、結果的に再犯防止活動になる、強化強制施設の訪問があります。
施設の職員の指導で施設は成り立っていますが、学生が年に数回訪問するのです。
要するに、職員が主導する形ですが、更生女性会とBBSの学生がコラボレーションも行っているのです。
この活動は、長年先輩から後輩に引き継がれているのです。

青葉区BBS会の組織は、四つの組織に別れて、役員執行部、企画部、庶務部、外務部です。
矯正施設を担当する部署は、外務部で、この部署が具体的に犯罪に至った少年達との接点を持っているのです。もちろん、予防という意味での施設への訪問も行っているのです。

〇東北少年院(収容人数四十人)
この施設への訪問活動は、年五回になります。
八月の盆踊り大会、九月のおはぎ会、十月の運動会 十二月クリスマス合唱コンクール 一月の成人式となります。
盆踊り大会は、中庭で少年達が踊るのですが、やぐらを組んだ輪の中に、交互になって一緒に入るのです。休憩時間には、少年達が作った灯篭の絵の展示があって見学会を行っています。
おはぎ会は、更生女性かのメンバーBBS会が一緒になって、午前中に食卓の準備をして、昼食を一緒にするのです。この会でも、交互になって、少年達と会話を楽しむ時間となっているのです。話題では音楽の話が結構弾んでいました。
運動会では、女性は設備担当や、運営の方に回りますが、男性は少年達と一緒になって競技をするのです。
クリスマス演奏と合唱コンクールですが、二か月前にBBS会で演奏を準備をして、本格的に披露するのです。合唱も少年達も準備していて、お互い演奏するのです。
成人式は、成人になる少年達の決意表明を聞くのが刺激的という報告を受けたのです。

〇青葉女子学園収容(人数四人)
学園側から依頼されるのが四回で、こちらからお願いするのが二回あるのです。
学園祭は普段顔を合わせる機会がないので緊張もするのです。
盆踊りは、力強く太鼓を叩く姿や、柔らかく盆踊りをする姿に親しみを感じるのです。
合唱をプレゼントしてくれて、感極まって涙を流してしまいます。
プール掃除は、学園にプールがあるので、共に汗を流します。さらに、運動会と合唱も参加します。こちらからの働きかけでお願いすることは、クリスマスのプレゼントをつくること、バレンタインのプレゼントを作ることなのです。プレゼントは喜んでくれます。