2019年9月3日(八段語録3627)
現在のBBS活動と今後の展望(2)


 現在、BBS活動の主役は、大学生を中心としたサークル活動になっています。
それと、今まで、何十年もBBS活動に携わった年配者が老体鞭うって頑張っているのです。
私自身、保護司活動を二十年近く行ってきて、BBS活動の重要性を感じているのです。
更生保護活動は、これからも重要性を増していくという事であると思うです。

社会を明るく健全にする切り口は、最も大変な更生保護という観点にもあるのです。
闇を照らす多くの人材が、観察所を中心に保護司、更生女性会、BBS活動に集まることができるというものです。
ボランティア団体ではありますが、法務省と市民からの期待を強く感じるのです。
社会を良くするために、ステップを踏んで、社会貢献ができる道筋があるという事です。
青年達が、自己研鑽に励んで、保護司として活躍することができる道になっているのです。
もちろん、女性として、非行に走った少年をサポートするという事も大事なことになります。

活動に携わる奉仕者は、自己研鑽を行えるし、社会の闇に光を当てることができるのです。
私自身、BBSの学生達と、立場を与えられて三年の歳月が過ぎ、学生達との交流も深まりました。
この奉仕活動に心を動かす学生の姿勢は、将来の夢を兼ね備えて活動しているようです。
それだけに、法務省での更生保護に携わる道を検討している人材は多いのです。

四年間、学生達が更生保護に携わることによって、社会を明るくする為の切り口を学んでいるようです。
もっとも、大変な立場に立つ非行少年に、光を当てるという作業は、人生にとって苦労もありますが、人生勉強になることは、間違いないのです。
非行少年の痛みを、自分の痛みとする共通要素を持つことによって、心の闇を社会の光へと輝かせるのでしょう。

ところで、今後のBBSの展望ですが、BBSの会員が、社会に対して信頼を得ていく生活をしなければならないのです。
その信頼の土台で、犯罪に陥った人達へのホローをするのですから、心の傷をしっかり受け止めて、罪を断罪するのではなく、愛情をもって、希望をもって頂くようにするのです。
青葉区のBBS会長やスタッフは、観察所を常に訪問して、細かい打ち合わせをするのです。
その中で、指導を受けながら高い評価の信頼を受けているのです。

そして、その信頼をベースに、学生の本分を守りながら、矯正施設での子供達に思いやる心を抱くのです。
施設に出向いて、自ら声をかける努力を惜しまない実践活動をするのです。
それが少年達が、彼らと心と口を開く要因になっているのです。
痛みを抱いている人達は、声を掛けられるだけでも励ましになるのです。

それも、少年達の心を悟って、生きてきたことや夢を受け止めるのです。
それも、相手の夢を聞いてあげても、自分を誇るという事をしないのです。
当然、役割を心得ていますから、同じ世代であっても、自分に栄光が来ないように予備線を張ることを、自然に醸し出しているのです。
また、自信をもって更生の道を進めているのです。

私自身、更生保護というお役目を頂いて、多くの対象者に対して、生きた関係を育ててきたのです。
少年達の犯罪に対して、日々の生活をベースに正直に対応するのです。
過大評価するのではなく、善悪の評価を下して、正しく接するのです。
普通の人間関係の中で、善悪の指標を自らの姿勢でもって、体現するという作業なのです。

最後は、これからの夢や理想を共有することに至るのです。
それも、自分の立場をしっかり守って、BBS会員としての誇りは忘れてならないことです。
また、少年達に関しても、心の隅にでも非難の気持ちがあってはいけないという事です。
そして、成長期間は時間がかかりますから、しっかり更生の時を待つという事になります。

すべてに渡って精神的な事を重要視した表現になりましたが、具体的には宮城県の各保護司会に、BBS組織の必要性を訴えて、設立していきたいと思っています。
今年は、宮城野区で、十数人のBBS会の設立総会を持つに至っているのです。