2019年9月2日(八段語録3626)
現在のBBS活動と今後の展望(1)


 宮城県において、仙台市青葉区ではBBS活動は、東北福祉大学がメインで、他の大学の中心的存在になっているのです。
大学では、一九四七年二月で、サークル活動として設立されました。
時を越えて、七十二年の歳月が流れたのです。
学生達のサークル活動は、非行少年と関り、愛情を抱きながら、日々知恵を出し合うのです。
また、保護観察所を中心に、更生女性会、保護司会と連絡を密にしながら活動を続けているのです。

さて、非行少年というとイメージは悪く聞こえますが、矯正施設内では礼儀正しいのです。
何度も訪問するうちに、少年たちは親しみを覚えて、名前で呼んでくれるようになるのです。
活動して、嬉しいことは、何よりも少年達の成長を見ることができるという事です。
少年達の場合、非行に関して家庭に問題があった事が大きな要因ですが、正しく愛情をもって、接すれば素直に対応してくれるのです。

BBS活動内容は、この大学だけもで、組織化されて、伝統が後輩に伝えられるのです。
年間スケジュールもしっかり定まっていて、年度初めから総会として出発するのです。
主な行事としては
十月には、東北少年院、青葉女子学園の運動会で、共に汗を流します。
十二月には、東北少年院クリスマス音楽会に参加して、神聖な一時を過ごします。
一月には、東北少年院で成人式を迎える少年を、祝福するために参加をするのです。

また、日常の活動では、さわらび学園が仙台市内にあり、家庭に問題がある子供達が生活をしているのですが、そこで楽しく遊び、学習支援に通うのです。
それだけでなく、「社会を明るくする運動」においても、仙台駅構内での知事や市長が参列する啓発活動には、積極的に会場設営から司会までさせていただいています。
さらに、県庁前の勾当台公園では、イベントとして市民に啓発活動をするのです。
当然、大学の他のサークルからの応援を頂くので、催し物は、盛りだくさんになるのです。

BBS活動で学生は、この期間真剣に取り組みますが、四年で卒業になります。
それだけに、毎年青葉区の会長は変わりますが、後輩に伝統は受け継がれているのです。
サークル活動ですから、お花見、夏旅行 研修会、例会をもって、親睦と自己研鑽を心掛けるのです。
社会貢献すると同時に、自分を成長させるという事ができるので、サークル活動としての人気はあって、毎年多くの学生が入会するのです。
今年も、百名を超えるサークルとして活動をしているのです。
ところで、BBS活動は、大学生が兄弟姉妹として、同じ目線で親しく語りかけるのです。
少年たちの、忌まわしいことを行った事実に対する反省を素直にするように導くのです。
そのための、輝かしい眩しいばかりの道は、用意されていることを、大学生の兄弟姉妹の愛情で、悟るとうものです。
同じ年代であるからこそ、更生保護という事に関してBBS活動の強みがあるのです。

もちろん、BBSだけのメンバーだけでなく、更生女性会の優しい奉仕もあるのです。
手作りの料理をもってきて、一緒に食事をして話し相手になるのは姿は、本物の親子のようです。
そのような行事の中で、少年達の救済が愛情をもって、心の対応がなされるのです。
結果的に、保護司の先生面接を受けながら、更生していく道筋ができているというものです。

間違いを犯した少年達が、人生をどのように捉えていくかという課題に、解答を与えようです。
当然、このような親切心に溢れるサポートを受けると、自分だけが生きているのではなく、多くの人の温かい愛情も含めて、生かされているという事に気づかされるのです。
人生の目的を、自分達からも作り出すのでしょうが、BBSのメンバーが影響を及ぼしているとも言えるのです。
知らず知らずに、少年達の自己嫌悪の世界から、自己受容へと導くことができるというものです。