2019年8月20日(八段語録3613)
いかに人生を終えるべきか


 死後、現世に対する生命の確認は必要になってくるのです。
極真会館は、大山総裁を今まで後世に生きて尊敬されてきているのです。
また、手塚グループは、手塚会長の死後、今でも復活して生きているのです。
それは、このグループの存続によって、死後の希望を示していることに他ならないのです。

極真の歴史の中で、手塚会長は、グループに加えられ、道場生にメッセージを送り続けるのです。
今まで、極真を歩んできた会長の人生の成否は、今も生きているかという事に掛かっているのです。
手塚会長の場合、このグループの財産を、現場にまで浸透させたのです。
すなわち、小さな政府にして、現場の師範が活動しやすいように、分配したという事です。

それも、しっかり後継者を立てて、縛りの緩い自由性の豊かなグループにしているのです。
立場上私が、手塚会長の契約を直接させて頂いて、副会長から後継者へと引き上げられたのです。
確かに、よこしまな者が現れて、契約を迫ったようでしたが、手塚会長は、完全拒否でした。
それだけに、天からの恩恵を受けて、さらに分配するという役割を頂いたのでした。

このような姿勢を貫いたのが、手塚会長であり、決して曲がったことはなかったのです。
それは、かつての大山総裁の足らない部分を補って、このグループの組織運営に当たったという事です。
生前、立場をはっきりさせ、全体を包括しながら「世界の家族」をどうするかという事を検討したからに他ならないのです。
それだけに、平穏に次の世代に継承され、また会長の死後二年半が経ちますが、生きて、このグループを指導しているのです。

確かに、手塚会長を慕って、葬儀にも参列して意志を受け継ぐ人も現れるという事は有難い事です。
それでも、長子をしっかり立てて、祝福される次世代継承を手塚会長がされたことは、このグループにとって誇りであり、これからの発展に必要な事でした。
このような、手塚会長の采配は、いかに人生を終えるべきかという事を教えてくれているのです。

手塚会長の意志を受け継ぐ者として、手塚代表夫人と共に歩みを止めることなく、空の星のような広がりを示していきたいものです。