2019年8月18日(八段語録3611)
人生の仕上げの時期


 私がこの年齢になると、人生の仕上げに入っているという気持ちにもなります。
何故かしら、親戚の情報が母親から詳しく聞かされたりもします。
また、墓についても、色々と検討することもあるわけです。
人生についての方向性も、確認すべきという事にもなります。

もちろん、一度確認した方向性も再吟味しなければならないという事もあります。
それに基づいて、行動するようになることは言うまでもありません。
最近、中学の同窓会や高校の柔道部の同窓会があったりするのです。
また、便利なことにグループラインがありまして、昔一緒の同僚が互いに情報を分かち合うという事にもなっているのです。

要するに、人生において何かしらの導きであった事が、すべて見えてくるという気がするのです。
もちろん、今でも一つの段階が過ぎると、次の段階が見えてくるという事もあります。
そうすると、これも導かれているという事なのかと考え深くなります。
墓地の件でも、妻の意見もあり、色々と探すようにもなるのもこの年齢という事でしょう。

結果的に、極真の旅人になるのです。
極真空手に出会って、信じる武道が世界と連結しているということで、私の墓も大いなる意義を感じるという事になるわけです。
それは、里心がついてきているという事に他ならないのです。
空手一筋で世界を凌駕してきたのですから、死に場所も極真の終着点になるというものです。

里心として、生涯極真の道を貫いたという事の証を、墓として残したいという気持ちになるのです。
わが人生師、手塚会長から頂いた相続財産を受け取取り、世界を巡回して、会長の願いに従い、基盤を築いてきたという意識があるわけです。
それが、約束された基盤であり、その基盤を後世に残す使命もあるというものです。
そして、私の代で、再吟味して、堅い基盤の上に建てる極真手塚グループを発展させるという事です。

当然、設計図は、生前手塚会長が残してくれた構想理想という事になります。
そのような心境になるのも、この年齢であるからという事かもしれません。