2019年8月12日(八段語録3604)
急ぎ過ぎは良くない


 極真手塚グループに対して、全責任を持つような立場で、世界巡回するようになっています。
その為に、グループ全体に、二年半前に契約を結び、後継者として立っているという現状です。
手塚会長からこのグループを任され、無条件に任務に就いているという立場であるという事です。
それだけに、私の役割は、このグループが星の数ほど世界に広がって繁殖していくように指導するという事だけです。

さて、手塚会長の計画と異なった形に急いで推し進めるならば、それは失敗になるのです。
その失敗で、今後何世代に渡って、踏み外すようでは大変な事になってしまいます。
失敗と失敗の結果を恐れるわけではありませんが、肝に銘じて心していることは、急がないという意識です。
大山総裁の良き伝統を継承しているのが、このグループであると、確信してるからです。

ところで、極真会館は、総裁亡き後、いくつもの派閥に別れています。
厳しい時代であればこそ、極真会館継承の失敗の教訓を学ぶ出来であると思うのです。
そして、運営にあたって、世俗的な継承ではなく、あくまでも手塚会長の意志を、どのように反映させるかを検討するのです。
時に、時間を見て、自分の事情を優先させ、肉体の状態を加味させると失敗という文字がちらつきます。

そのような目先の事にとらわれることなく、長い目で見るという事です。
つまり、このグループの最初の動機に立ち返るのです。
誰からも見捨てられるという事もあるかもしれません。
だからといって、そのような窮地になることがあれば、誰かが手を差し伸べてくれるというものです。
日々の活動は、誰かに試されているという意識が私には強く働いてきます。

そのような事で、時間をかけて落ち着いた雰囲気のなかで、このグループの道を切り開いていきたいと思うのです。
いつも、手塚グループの理念を心に抱いて、決して慌てることなく、常識だけにとらわれることなく、落ち着いて着実に押し進めていきたいものです。
今日も、このグループの意義と価値をしっかり認識して、落ち着いて歩もうと思うのでした。