2019年8月6日(八段語録3599)
常に旅立ち


 今年は、世界大会を福岡で開催され、ロシア、カナダ、ベルギーと北半球を回りました。
この五か月の期間は、自身のロードムービーを見ているように、演出が際立っていました。
巡回中は、無我夢中でしたが、振り返ると光と影がくっきり表れているのです。
私の巡回が、世界の多くの道場生に影響を与えているという感覚になるのです。

もちろん、巡回して指導するという次元に留まることなく、未来に続くのです。
この巡回は、手塚会長が毎年されていることで、伝統を継承させてもらっているだけです。
巡回することによって、手塚会長の意志を受けついて、無条件に発展すると確信しているのです。
手塚会長の意志に従順であることが、第一の目指すところなのです。

ようするに、無条件で手塚グループの後継になったという事の重みを感じるのです。
継承を受けて、どこに引っ張っていいのか分からないので、手塚会長の歩み通りにしているのです。
世界大会で世界中のグループの責任者を呼び集めて、結束を図った後に世界巡回をしたのです。
最初のロシアには、手塚文子代表を伴って、モスクワを出発点として、地方巡回をしたのでした。
モスクワに着いたとき、かつては鉄のカーテン言われる共産主義の牙城に入場という事でした。
モスクワは、交通渋滞が著しい大都会なのです。
そこで、極真の伝統を伝えるのですから、共産主義よりも、ずば抜けているのが、武道精神であると言わんばかりの指導をしたことになりました。
すなわち、極真の素晴らしさを認めて、この道を行くべきだという指導という事になりました。
カナダでは、素晴らしい新しい師範の出迎えを受けて、感動させて頂きました。
ここでも、極真の伝統の一方的な伝達でした。
さらに、ヨーロッパに指導です。

北半球を全て巡回したという充実感が漲ったことになりました。
要するに、あらゆる北半球の地域の文明と関係のない日本の極真の伝授という事になりました。
手塚会長からの継承の役割をどのぐらい果たしているのか疑問ですが、一生懸命であることは間違いないのです。