2019年7月2日(八段語録3580)
苦難もやむなし


 もう手塚会長が亡くなられてから、二年半の歳月が流れました。
不穏な空気が醸し出されことがなく、今まで歩んでくることができたのは、手塚夫人のお陰です。
決して、私は最初から会長の弟子であったのではないのです。
手塚会長との信頼関係の中で、副会長として歩まさせて頂いたのでした。
かつて、選手時代、私の戦いを興味深く見て、不思議な選手であると認定してくれていたのです。

手塚道場の血筋の者でもないのに、手塚会長と改革路線を歩んだという事で副会長として用いられたという事でした。
それだけに、会長の言葉の中で、手塚グループの理念を見出したという事です。
もちろん、相応しい器であるかどうかという事は、はなはだ疑問が残るところであります。
手塚道場のメンバーの中には、複雑な思いを抱かせたに違いありません。それでも、会長と世界を相手に、果敢にグループを前進させてきたのです。
ある程度予想していましたが、配慮の欠如で歪があった事はいがめないのです。

もちろん、手塚道場の中で、情報通の人がいて、不穏な動きを伝えてくれたのです。
私は、人を信頼するという原点なので、会長として世を渡るには危うい性格であると言っても過言でないのです。
当然、陥れられる要素が多分にあるのですが、今のスタッフが最大の知恵を出して、守ってくれているというのが現状なのです。
そして、今は、日本と世界に対して、このグループの存在を知らしめ、共鳴して頂けるように日々精進をしているのです。

実に、これからがどのように舵取りをしていくかという事が問われるわけです。
手塚夫人が前面に立って頂いていますから、私としてへこたれることなく、前に進んでいきたいと思うでのす。
もう少しで、モントリオールからの成田に飛行機が到着しようとしています。
少し疲れ気味ですが、よく整理してこれからのグループの運営に全力を注ぎたいと思います。