2019年7月1日(八段語録3577)
極真の世界は政治的駆け引きはない


 今年で軍を対処退職するフレデーレクストンというクラウド先生の田舎で、夏のセミナーを行いました。
クラウド先生は、アフガンや中東の戦地で、写真の記録を取る任務にあたっていたそうです。
敬虔なカトリックのクリスチャンで、地域に根ざした家族極真を目指していたのです。
カナダの小さな町に、極真があり、家族として運営している道場は、手塚グループそのものでした。

アメリカ大陸で、北米も南米も、手塚グループが家族として広がりを見せています。
南米では、ラウル師範が、チリとコロンビアに進出して、発展している様子です。
もちろん、アメリカでは、伊藤師範を中心に結束を示しています。
そのような状況で、フレデーレクストンという小さな町でセミナーが行われて事は素晴らしい事でした。

三日間のセミナーでしたが、基本的な技術と型、そして組手を指導しましたが、老若男女を問わず、一生懸命な姿勢に感動を覚えたのです。
それも、今回主催するこの町のクラウド先生が、先頭を切って、リーダーとしての責務を果たしていました。
モントリオールを中心に、ステファン師範、フランシス師範、ミッシェル先生、そしてクラウド先生というしっかりとしたカナダのベースを築くことができたのです。

四拠点で、更なる発展があると信じるのです。
それよりも、政治に翻弄されることなく、家族愛を貫く極真手塚グループでありたいのです。
政策が、右や左にぶれるようでは、天の怒りを買うような気がします。
私達が目指しているのは、人として本物であるべきであるという観点です。

世界中を指導する中で、単なる空手に留まることなく、家族愛をしっかり育てる道場にしたいと思っているのです。
人間としての見えない戒めは、家族が愛情をもって生きるという事であるのです。
その先頭に立って、これからの歩みをしていきたいと思うのでした。
足の脹脛の肉離れも、かなり良くなってきました。
日本に帰ったならば、トレーニングを再開していきたいと思っています。