2019年6月12日(八段語録3551)
マンネリ化は三大疾病の元


 私自身の反省でもありますが、このグループの真の問題点は何であるのか分からなくさまよう事があります。
もちろん、改革をするうえで、多くの師範の協力が必要になってきます。
いつも念頭に置いていることは、「正しくせよ、正しく行え」という事です。
会長として、グループのメンバーに発信していることは、本質を繰り返し書いていることです。

極真であるという事を誇りに思う事は、大切ですが、安易に楽観的になるという事は避けたいものです。
最近思うですが、「ハッシャーマイム」というヘブル語に引っ掛かります。
要するに、偶像を崇拝するという事なのでしょう。
しっかりとした信念を持たずに、迷信に頼るという事で、安易な生き方をするということです。

結構、安易な生き方は、シミのように消えず、抜けがたい棘となっているのです。
このような背後に存在する力は、惰性では勝つことができないという事です。
それを、極真という今までの稽古で打破しようとするのです。
世間的な風習の中で、あまりにも自然に影響を与えているという事に気を付けようと思うのです。

要するに、いい加減にならず、純粋に修練の稽古をすべきであろうという事です。
「裸の山の上に嘆きの声をあげよ」という事を、大阪で三年間に嫌というほど味わいました。
関西本部の道場が大阪の難波にあったのです。宗右衛門町の歓楽街を通って道場へ通うのです。
多くの道場生である青年が、道場に辿り着く前に、誘惑されていったのでした。

惰性で生きると、ろくなことは無いのです。ふしだらな生活は、三大疾病の元です。
今日、梅雨空の朝を迎えているのですが、ロシアで痛めた足が疼きます。
今日は、外科に行って、痛み止めを貰おうと思っています。