2019年6月11日(八段語録3549)
葛藤


 極真の道に精通していると、良い関係なので、世の中の乱れが感じられなくなってしまいます。
それだけに、他人事のような気がしてしまうので、少し視野を広げていこうと思うのです。
このグループでは、倫理道徳に反することに関する厳しさは、手塚会長の流れを汲みます。
かつて、極真支部長たちが、様々に人としてしてはいけないことを、糾弾していました。

ようするに、このグループは、「公義を行い、真実をもとめる」姿勢を貫くのです。
道場による真実性の追求だけに、極真の精神が、継承されていくというものです。
どんなに世の中が乱れようが、手塚会長が提唱した「家族」は貫くという姿勢なのです。
そう考えると、当たり前のことを、当たり前に継承しようとするわけです。

ところで、世の中は、「彼らは肥え太った丈夫な雄馬のように、おのおの、いなないて隣の妻を慕う」ように、不倫は絶えないのです。
また、当たり前に歓楽街があり、公認されているかのように「彼らは姦淫を行い、遊女の家に群れ集まった」という現象は数知れないのです。
政治問題で、老後がどうであるとか議論されていますが、あまりにも人の道に外れる事に、政治は寛容なのでしょうか。
このグループは、人の道を説くという事に関して、決して譲ることができないのです。

社会の腐敗に地団駄踏んで、憤慨しているのもこのグループの姿勢であらなければならないのです。
このグループの中心信条は、人の道に背信しないという事を掲げているのです。
確かに極真空手の技術は多く学ぶという事は、稽古の中での訓練で必要です。
それだけに、決して人を裏切らないという事も、このグループの特徴でありたいものです。

私は、このグループの良さを掲げて、前進していきたいと思っています。
世界のメンバーに対しても、手塚夫人と一緒に、啓発活動を行っているのです。
今日は、どんよりした梅雨空です。
どんよりした、世間に対して、闇を切り裂く魁でありたいと思うのでした。