2019年6月1日(八段語録3540)
急速に発展しているカザン市


 来訪するたびに、発展しているカザン市なのです。
インフラの整備はもちろん、マンション群が新しく立ち並んでいます。
街全体が輝かしい冠のようです。
その中で、今日は新しく若き指導者になった教室へ伺うことになりました。

人数は少ないのですが、道場生の父兄は熱心なのです。
また、日本から会長が来るという事で、楽しみにしていた様子でした。
教室の雰囲気は、朝日が放つように輝いていました。
社会主義という閉ざされた時から放たれて、生き生きしている青年の姿を伺のです。

アメリカ社会とは違って、青年たちの心は健全なのです。
また、日本の青年たちは、活力を失っているように見えるのですが、カザン市の青年は夢を叶える意欲が充満しているのです。
夕食に招かれたボリス師範の弟子のマンションは、広々として高級感が漂っていました。
年齢は、四十四歳なのですが、実業家で設計と運送の会社を経営しているのです。

アメリカンドリームを叶えている様子が、生活の中ににじみ出ていました。
青年の心には、理想を実現するビジョンが広がっていました。
生活においても、内面の世界においても、喜びに満ちていました。
食事の面では、私達を招いて下さった奥様の料理は、まさにカザンの郷土料理の披露でした。

三時間余りの時間が、あっという間に過ぎて、会話が盛り上がりました。
その合間に、私の極真の歩みを証したのです。
空手バカの人生に驚きをもって聞き入ってくれていました。
その弟子は、家族を大切にして、手塚グループの一員としては相応しいという印象です。

その時、ボリス師範からも、話が出て、私を会長として、すべての弟子に紹介したいという意識からの各道場の訪問であるという発言でした。
手塚グループの大路が築かれているのです。
それも、日々道が整えられ、妨げの石を取り除きながら発展しているカザン市を眺めて感動して来たのでした。