2019年5月22日(八段語録3531)
理想の実現のため気合を入れよ


 私の年齢ならば、一般には、夢に飛び立つような気持ちになるのは、難しいのでしょう。
それも、若き日に抱いていたことを、継続して実現しようとするのは大変なことです。
人生において一段落して、第二の人生という人が大半のようです。
私の場合、理想の実現を、私の人生圏内で成し遂げようという、意欲に満ち溢れているのです。

昔から、決して人生のマスタープランの混乱はないし、しないという事です。
今でも、根白石の畑を耕すのですが、鼻歌を歌いながら、「歓喜と喜び」を表現するのです。
それも、そこは大声で歓声を上げても、誰にも迷惑がかからない里山なのです。
そして、畑の中で、大自然に向かって、道場生の未来に夢を馳せるのです。

振り返れば、あの青春のエネルギーがなければ、人生は多難な事が多く、くじけてしまったかもしれないのです。
若き日は、稽古を中心に活動していたので、金銭には見向きもしないのです。
「貧しく惨め」であることなど、青春のエネルギーが跳ねのけてしまうのです。
おかげさまで、一人の私が妻をめとり、子供三人も恵まれ、私一人から五倍に膨れ上がったのです。

この極真の縁で、新しく生まれた私の誇れる「夢の家庭」を誕生させたという意識が強いのです。
それだけに、人生の大いなる包容力によって、家庭として集められたことにもなります。
それと同時的に、このグループも、発展の一途を辿る道を開拓中なのです。
このグループの場所を広げ、グループの幕を惜しみなく張り伸ばし、綱を長くし、鉄のくいを強固にしようとしているのです。

まさに、世界に顕現できる道を、今開拓中という事なのです。
それだけに、永遠に変わらない基盤を作ろうとする意欲が全身を覆うのです。
そのような夢を抱くだけに、想像を絶する知恵と知識を駆使して、美しさと栄光を安定させようと努力する日々が続くのです。
極真という土台の上に、堅く建てようとする日々なのです。