2019年5月2日(八段語録3496)
私の歩みの背後にあるもの


 すっかり天候も回復して、初夏の香りを醸し出してきています。
ちょと、午前中は風が強いのですが、それでも清々しさが、自然を覆っているのです。
どんな歩みを記録しても、私達は極真なのです。
そして、その歩みが継承されていくことを望むのです。

心構えとしては、どんな試練が待ち受けても、私達の歩みを中断させるものは無いという事です。
世界を切り開く入り口として、武道としての極真に、人生をかけるという選択をしたのです。
大山総裁から引き継いできた、この極真が世界を巻き込むということは有難いことです。
今年も、ロシア、カナダ、ヨーロッパと世界巡回をしてまいります。

日本で開かれた世界大会が起爆剤となって、益々の結束を呼びかけようとするわけです。
なんとも、スケールが大きな極真の計画が広がっていく事かと感慨深いものがあります。
極真の翼が、世界中の幅いっぱいに広がりを見せているということが奇跡のようです。
世界に広がる極真の未来を、私達が、どのように展望していくかということになります。
多くの妨げの石やつまずきの石があることも百も承知していることです。

それだけに、自分の心を聖なるものとして、それゆえに、恐れられ、おののかれるような存在を目指そうとするのです。
人としての能力以上に、正しい歩みをするということが、私の課せられた宿題なのです。
そのスポットを「シークレットプレイス」にするということに生涯をかけるわけです。
基本的にそのような姿勢を持たなければ、「残れるもの」にはならないという事でしょう。

極真の秘伝を封印するかのように、弟子たちに継承されることを望むのです。
それが、これからの私の歩みであり、伝統を継承していく秘訣になるわけです。
弟子達を信頼しながら、沈黙の中で、理想の極真を待ち望むことも必要であるのです。
そうでなければ、私達の背後にある、武道における理想の王国の建設と継承にはならないのです。