2019年2月23日(八段語録3472)
セルフコントロール(これが私には無かった反省です)


 私の若き日を振り返ると、背伸びしながら自分を伸ばそうとしていました。
次々と理想を高く求め、過分な欲望を全面的に押し出してきたのです。
それだけに、誰の目から見ても、可愛らしいところは、全くなかったという事です。
つまり、わきまえる知恵を持たなかったのでした。

私はこのグループのリーダーとして手塚会長の寛容で責任を持っていることになっています。
もちろん、家族において、父親としてリーダーであることは間違いないのです。
それだけに、若い時とは違って、背伸びを続けるようなことはしないのです。
背伸びをして、ほかの人と協調しないようであれば、リーダーや父親は失格です。

「自分の心を制することができない場合、城壁のない、打ち壊された街」のようなのです。
私自身が廃墟の街にならないように心がけるという事です。
若い時は、理想に向かって、がむしゃらに推し進めていくことも良しとされるものです。
しかし、リーダーや父親になると、そうはいかず、「セルフコントロール」なる自己抑制が迫られるということになります。

私自身の日ごろの心得は、「手綱を引く」という事です。
物事の限度をわきまえ知るという事を最優先させるわけです。
ところで、私の苦手な分野が今でも存在しています。
それは、食事を十分にとるのですが、食べ過ぎて吐き出すくらい食べるという事です。

良く分かっているのですが、理由を「肉体の強化」であるとか理由を付けながら食べるのです。
アルコールやたばこでなかった事で、胸を撫でおろしています。
自分の理性では、過度に食べると美味しい感覚は失われると分かっているのです。
それでも、胃腸が丈夫なのでしょうか。よく食べます。

「過ぎたるはなお及ばざるが如し」でしょう。
「薬も過ぎれば毒となる」という事と心得ています。
とにかく、物事の限度を超えるとよくないというのようです。

また、リーダーは相手の心を読めず、場の雰囲気を読めないことは、大切な事を崩壊させます。
私の若い時の失敗の経験は、偉い人の前で横柄ぶっていた事でしょう。
決して、用いられるような人柄ではなかったという反省です。
本当は、偉い人の前で下げられるよりは、ここに上がってきなさいと言われるようにすればよかったと反省です。立身出世はしませんでした。

要するに、物事の限度や相手の心、また自分の立場と時宣をわきまえ知るというセルフコントロールは必要であったという私の反省でした。