2019年2月15日(八段語録3464)
三世代におよぶ極真の継承の責任


いろいろと瞑想させられます。
手塚グループをして、大山総裁・手塚会長・そして私と引き継がせて頂いているのです。
私が修行を始めて、四十年近く経過して、このような立場に立たされたのです。
特別に、修行をした時から、願ったわけではないのですが、会長として、極真空手の役に立つのであればという思いがあります。
この極真の発展に役立る者になる覚悟で、日々過ごしているのです。

このような立場にたって、両親が私に「義道」と名付けられていることが、不思議でなりません。
この名前のために、悪に対して徹底的に退けるという作業を続けたのです。
もちろん、保護司になったということも、自分を律する手段になりました。
そして、自分を律することから、手塚グループの発展を心に留めていこうとしているのです。

ところで、私の直接の指導者は大山総裁で、池袋の本部道場で四年の歳月に渡ったのです。
指導者になってからは、手塚会長が手取り足取り指導して下さったわけです。
そのような意味では、極真の継承という責任は、自分から数えて三代なのです。
私にとって、大山総裁は冠であり、手塚会長は光栄なのです。

総裁からの指導は、極真の価値を一方的に植え付けられました。
しかし、手塚会長からは、極真を押し付けず、私の決定を大切にしてくれたのです。
総裁からの極真の伝統は、私の考えを認められるような余地はなかったのです。
それも、武道の本質的価値の教育を弟子に授ける権威と責任が与えられていて、斜めに曲がるなど考えられない事だったのです。

 さて、手塚会長は、私が進んで道を切り開けるように、対応してくれました
いつも聞き手に回った、意見に対して反対はされなかったのです。
このような極真の価値を、二代に渡って教育され、継承されたのです。
そして、今私に課せられている課題は、二人の先達を乗り越えていくという事のようです。