2019年2月5日(八段語録3454)
身の回りを整理する知恵


 保護司であるという理由で、善悪に対する知恵を抱く意識が高まりました。
決して、「法律を破ることはしない」とか「交通違反はしない」とかという事です。
その知恵が声を上げて、叫んでいるのです。
つねに、私に語りかけて進言してくれるわけです。

若い時は、その知恵を拒み、無視して、受け入れない時もあったのです。
それだけに、スピード違反はもとより、シートベルト違反など、点数は加算されるのです。
累積で、行政処分というところまで、何度も行き来して、ぎりぎりで乗り越えたのです。
そんなこと、自慢になる訳でもないのですが、事実でした。

そのうちに、知恵が分別を住みかとするようになったのです。
そこに知識と思慮が生まれたことになったのです。
つまり、生活していくうえで、すぐれた知性が保護司という立場ゆえに身についてきたのでした。
そして、分別は、私の力となったのでした。

分別と悟りが年齢を重ねるごとに、深まり、保護司を委嘱された時に決意が固まったのです。
それが、私の人生の奥義となって、識別する力が増し加わってきたのです。
このような知恵が、若い時には私の目には隠されていた秘密であったわけです。
しかし、今にして、悟るようになり、理解して識別することができるようになったのです。

 確かに私に不備があるものの、保護司という立場が身を守ってくれるという事もあるのです。
そして、その知恵を私は愛しているのであり、守られるという事にもなるのです。
何もなくても、「常識じゃないの」といわれるかもしれませんが、自分から悟りを開くという事に意義があったのでした。
今は、心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、身の回りを整理する知恵を愛するのです。

そのような作業をすることによって、多くの財宝を得るような気がします。
この財宝は、錆も虫も付くことなく、盗まれる事もないという事です。
朽ち果てることも、汚れることもなく、消えていく事もないのです。

そのような高価な比類なき財宝を、保護司という肩書で与えて頂くきっかけになったのです。
今日も、一日、知恵を巡らせて、身の回りを整理していきたいと思うのです。