2012年10月29日(八段語録1850)

伝統・教育・実践(2)


 道場はオーダー(綱領・規則)によって動いています。菅野師範を中心に、一段階、二段階と各段階にオーダーが築かれてきました。ですから、指導者は何を実践すべきであるかというならば、このオーダーに従っていく為に訓練しなければならないのです。そのことによって、伝統が守られ、教育されていくのです。
 この伝統はというならば、大山総裁の伝統であり、私が歩んできた道なのです。その教育を通過すれば、極真空手道の本質を越えて、どのような人でも立派になっていくというのです。どのような道場生でも、極真モデルに沿ったしっかりとした心の家が建つのです。摩天楼でなくてなくても、確かな家が建つのです。
 それは当然道場生自身で実践することになるのです。基本的には誰も助けてくれないのです。指導者に従って、いずれは自立するのです。どんなに困難であっても、それは越えていけるように道場には伝統が立っているのです。毎日自身でプラスできるように投入するのです。道場は伝統を中心に教育できるのであり、それが誇りであり、それが道場の売りなのです。
 したがって、何度でもいうのですが、伝統に従って教育し、実戦しなければならないのです。このような事が絶対に必要なのです。理由はなんでしょうか。指導者が主体に立って、対象に立った道場生を教育するならば、無限に繁殖していくことができるのです。無限に繁殖することによって、良き人材として世に送り出すことができるのです。もちろん、伝統をベースに新しい価値観が投入され、伝統だけでなく、新しい未来も築かれていくようになることを付け加えておくのです。