2012年10月28日(八段語録1849)

伝統・教育・実践


 伝統を受け継ぐだけでなく、教育しなければならないのです。誰に対してかというならば、道場生は当然のことながら、息子・娘にということになります。正しく教育するだけでなく、正しく教育しなければならないのです。それが、伝統・教育・実践の三大原則という事になるのです。
 それで、指導者は先頭を切って実践しなければならないのです。当然正しく伝統を受け継がなければならないのです。それは簡単な事のように思うのですが、かなり根気が要ります。もちろん、どのように大山総裁から指導を受けたかについては、私の池袋の本部での実践があります。今となっては、私にとってもそれは、宝石のように輝いているのです。
 当然、道場生もその内容は尊重しなければならないのです。この伝統を中心に教育はされてきているのです。教育するためには、私のあらゆることを知らなければならないという事にもなります。今現在、道場の指導者が知らなければならないことは、限りなく多くあるのです。
 私たちの道場の三大目標は、伝統と教育と実践という事になります。教育するには伝統がなければならないのです。それでは、伝統とはいったいなんでしょうか。大山総裁の内容と私の生きざまという事になります。それを、各教室で立てなければならないという事なのです。そして、道場生に受け入れられながら、伝統は立てていくことになります。大山総裁と現地には私がいるわけですので、二人の歴史を一つにして指導するという事になるのです。
 それゆえに、大山総裁からして、今の道場生は、二世や三世という事になるのです。そして教室を中心として、地域社会に影響を及ぼすことができる資格を備えた専門分野でありたいと願うのです。そのような意味で、道場での指導者はもっとも尊い存在でなければならないのです。
 今まで、受け継いできた内容が尊いのです。後から付け加えられた規定がいくらあってもそれが中心にはならないのです。現実の規定ではあっても、それが中心ではなく、極真の伝統はもっと深い伝統の中にあるのです。何度もいうのですが、伝統があって教育することができるのです。伝統に従って教育を受け、再度伝統を連結させることによって、実戦の教室で拡大するのです。そのような意味では、実戦は伝統の延長にあるのです。それを知らなければならないのです。そして正しく教育しなければならないのです。