2012年10月11日(八段語録1832)

極真空手とは

 極真空手とは、大山総裁の勝利した人格の空手道です。愛と人間味が溢れた空手道なのです。現代社会において、大山総裁という特定の人物を通して、私たちに伝えてくれたのです。今まで培ってきた伝統的な空手道を、統括し、万能キーのような内容で本質に導いてくれるのです。そしてこの極真空手を続けていくならば、いかなる人生の難問でも解けるような気がするのです。
 さて科学が発達し、さまざまな公式や法則を発見し、それによって今日のような文明世界を形成してきたのです。現代文明の世界の実現を早めたのは、法則を中心とする一つの公式でした。公式は全体の分野にどれほど適用させ得るかよって、採択されるか、されないかが決定します。
 そのような意味では、精神世界においても、必ず公式的な内容があるのです。その答えを極真空手に求めたのです。ただ机で学ぶものではなかったのです。汗を流し、涙を流し、時には、血を流しながら、苦難の修行の中で、自ら知りえたというのが実感なのです。極真空手はすぐに、明確に教えてくくれなかったのです。修行をしながら、級が上がり、段を取得していく中で、公式を発見してきたのです。
 還暦を迎えようとする年齢になって、あらゆる問題を解決する術を知りえたのです。それでもまだ修行の途中であることも忘れないのです。もちろん、大山総裁が築いてきた公式ですが、大山総裁のものでは当然ないのです。修行を続けてきた私のものでもないのです。当然天地のものであり、理想的内容を開拓する術が隠させているのです。
 その究極の悟りが、家族を形成する人生であるという事でした。妻と一つになり、息子、娘と一つになり、そして家庭を中心として社会が一つになるという事でした。そのような事は、分かっていても、実際に人間修行をしなければ、勝ち取ることができないと、極真空手は教えるのです。そのような事を考えると、極真空手は人生の入り口であり、四十数年の歳月が、私を人間らしくしてくれているのです。