2012年9月29日(八段語録1820)

柔道整復師(5)心構え


 私の姿勢としては、絶えず学問にはげみ、知識を身に着け、学術と技術の研磨にはげみながら人生を目指そうとしてきたのでした。その理由は、豊かな感性を養い、人格の向上に努め、多くの人に慈愛をもって接し、対話を大切にしながら、社会に貢献することを旨として成長していかなければならないと思うからなのです。
 今の自分に責任と誇りを持ちながら、地位社会に大きく奉仕できる生涯を行きたいという欲求があるのです。そのような意味では、武道家として、武道精神で自己を涵養し、道場生のモデルとしての生きざまをしてきたのです。
 絶えず心掛けているのですが、真摯な態度と誠意をもって対処しようとする自分がありました。
 私の人生を振り返っても、自分の管理は自分しかないと思ったし、褒章を与えてくれるのも、結局自分自身だという事を自覚しながらの歩みだったように思うのです。というのも誰も私を理解してくれはしないし、褒章としての目標は、社会活動で叙勲を得るという目標はありますが、これから長い年月がかかります。もちろん、保護司の先輩方が受けているのを見るにつけ、いずれ十年後は自分であろうと察しはつくのですが、それでも、日々の栄養素としては、自分が自分を褒めているという訳です。
 このような生き方は、決して社会人として誰からも制裁を受けるような生き方でないと確信していますし、誰が何と言っても、善人として本質を求めようとする心は変わらないつもりなのです。武道精神を学んだわけですから、武士としての誇りを持つべきであり、指導者として立つべきであると思うのです。
 最近思うのですが、誰からも利用されるような人間になろうと思うのです。一時的に利用されても、結局、自分は倒れないという信念が生まれるのです。そうすることによって、多くの人の肥やしになろうとするのです。どんな人に対しても、心で抱いてあげようとするときに、心の基準は善であり、目標を定めて戦っていこうとするときに、日々何十倍も力が湧いてくるのです。
 それが、これからの柔道整復師の資格を取っていこうとする時の力になるのではないかと思うのです。学生という学ぶ事を前面に立てての歩みですから、こんな立場は人生でもうありえないという事を思いつつ、前進したいと思うのでした。