2012年9月23日(八段語録1814)

個人の使命


 まだこの時代に生きていて、この年になっても自分の使命が終わっていないと感じるのです。家族の目標と方向性とも一致していないし、極真会館の目的ともほど遠いのです。やはり、私が存在しているという事は、自分の家族の行く末に目的があり、極真会館に目的があると思うようになっています。
 精神的なスタンスが武道精神であり、組織拡大が横に広がる存在という事になります。それゆえ、精神を縦とするならば、組織は横という事になります。縦糸と横糸が重なって布地ができるように、極真の理想が実現していくのであると思うのです。そして、私の生きざまを振り返ってみるならば、主流的に短く、まっすぐに歩んできたのです。もちろん近道であり、直線で行く道を選択してきたのです。人生太く短くをモットーとして来たわけなのです。
 この年だから、今から練習という事はないのです。いつも真剣勝負という事になります。振り返っても、もう過ぎた人生は再び取り戻すことができないからであり、立ち戻ることなど不可能なのです。極真会館は「これである」といえるものにならなければならないと思うのです。
 もちろん、振り返ってみて失敗すれば、後日自分の反省にもなりますし、教育にもなりました。私の失敗が弟子たちにとって、十分な教育となったと思うのです。そして、家族と、極真会館以外に信じるものがないという思いで推し進めてきた人生でもあったのです。
 まぎれもなく、私個人の使命を果たすという事は、人生を全うするという事なのです。すなわち、天地の目的と思って事に臨むべきであると感じるのです。誰にも認められないからと言って、自分勝手に人生を歩む訳にはいかないのです。これからも、自分の使命のために一心不乱一生懸命に、無限疾走しようと思うのです。