2018年9月1日(八段語録3384)
世界大会の手引書

 仙台市宮城野区における消防特別点検が行われます。
今日は予行演習で、開会式をメインに明日の本番の為に九時から行われました。
一年に一度この日の為、部隊行進、ロープ結索、ポンプ走法をメインに競い合うのです。
宮城野区は、四百名の消防団員が所属していますが、本日の参加者は主要なメンバーだけです。

この特別点検も、四百名の消防団員と関係各位が集まるので、色々と勉強になります。
明日の朝、九時から始まり正午には終了するのです。
それでも、前日の日、念入りにあらゆる検討をするのです。
競技内容は、各分団が訓練してきた技を明日にぶっつけ本番に演技するようになるのです。

実際に開会式からの演習を行うのですが、予定通りにはいかないのです。
修正点を列挙しながら、より良い内容を構築するという事になる訳です。
そのような意味では、世界大会の準備と何ら変わらないのです。
準備9割、当日1割ということで、周到なスケジュールが願われることになります。

消防特別点検での私のポジションは旗手ということで、行進の時に旗をもっていくのです。
当然、単純な作業なのですが、体格が良いという事で見栄えが良いようです。
実際に、競技に入ってからは、ロープ結索の計測係、ポンプ走法の計測係が任されます。
私としては、来年の三月に退職ですので、今年が最後の特別点検という事になります。

 さて、公的なボランティア活動も、今年限りでおしまいになるのが消防団です。
二十年に及ぶ奉仕活動でしたが、終了するという事で感無量という事です。
消防団活動は、帰郷して最初に携わったボランティア活動でした。
社会貢献活動は、心の中で実践していきたい内容でしたので、ぴったり合ったのです。

奉仕活動ということで、団員同士も利害関係もなく、気さくに付き合う事ができました。
ただ、私は酒を嗜まないので、宴会、その後の二次会、三次会には閉口しました。
また、日常の他愛のない話にも、なかなか付き合う事が難しかったのです。
というのも、求道者としての姿勢が強かったので、馬鹿話に付き合う余裕が無かったのです。

その人の話に同情する気持ちになれないし、行く道が忙しいという事だけでした。
もちろん、酒を飲んで酔っている状態に対しては、私としては嫌悪感が強いのです。
無駄な時間を一緒に過ごしたくないという事でした。
それでも、消防団に入団して3余年は無理してお付き合いしたという事でした。
この消防団で感じたことですが、マニアックな人が入ってくると大変です。
ポジションはお構いなく奪取していくし、活動も本格的なのです。
それだけに、文句を言うわけではないのですが、独断排他的な姿勢にも変化します。
本部スタッフは、現場のサポートをするのがメインですが、いつの間にか命令口調になってしまっています。

 ところで、この特別点検も世界大会に結び付けてしまいます。
いつもは、そのような事は無いのですが、今回の世界大会に対する思い入れが大きいのです。
それだけに、明日から行われる福岡での運営内容が気になるところです。
福岡での九州大会も今回で十回目を迎えるので、充実していると思うのです。

それにしても、私自身の日々の信条は修行の生活の延長という事です。
人々に期待されるような世界大会ができるように身を引き締める生活です。
そのような心は、決して消えることがなく、残っていくという事です。

その為の作戦を自分で発想して、自分に指示を出しているという段階です。
それだけに、自分自身を追い詰めるという作業も必要になってくるのです。
反旗を翻せるような手塚グループにはしてはいけないという発想です。
裏切りと恨みと不満を吐露するようなレベルには落ちたくはないのです。

自分の体の中で脈打つ心臓の鼓動を聞く時に、纏まったグループでありたいのです。
あるマニアに対する気持ちは、不機嫌な心臓の鼓動が波打っています。
なるべくそのような事に首を突っ込むことが無いように、健全でありたいのです。
その気持ちを治めるのが自分の修行の一つであると、今さらながら感じるのです。