2012年9月18日(八段語録1809)

散策


 車で郊外へ出発しました。いつも、世界が私を待っているという気持ちなのです。極真会館という理想で世界は一つになるという信念を持って出かけたのでした。極真会館の理念は、当然私の青春を支えてくれるものでした。そして、それに繋がった多くの人たちは、苦労しながら、修行に励んで自分を磨いた人生を持っているのです。
 創始者が生きて、世界を極真という一つの世界でまとめたのです。その後継者としての使命を帯びながら、より世界と強固に結ばれるようにという気持ちを持って取り組んでいるのです。そのことが、私の支えという事になっているのです。総裁が亡くなろうが、先輩が倒れようが、私は行くという信念を持っていくのがこの道であると思っているのです。
 そこで、極真会館は、大山総裁の理想であるという事よりも、私の理想であるという信念を持っていくのです。そういう意味では、私は行くという信念に固まっているわけです。この極真会館の道は、平坦な道ではなかったのは歩んでみてか感じることです。果てしなく遠い目的に向かって、溺れるのではないかという境地を、首まで浸かる水中を渡るが如くであったように思うのです。
 ところで、私が溺れたかというならば、今まで弟子たちに支えられ、覆ることなく今の基盤を築き上げてきたのです。覆ることなく、僅かな反逆者のみで済んだのでした。そういう意味では、わが想いではなく、スタッフとの意見交換のもとに,極真会館の行く道を決定してきたという事になるのです。
 確かに、世界に目を向ければ、アラン師範がアッと驚くことを6回も提示して、サマーキャンプを推し進めてくれたのです。手塚会長をはじめ、私もどうすることもできず、ただただ驚いてしまったというのが現実でした。そのような中で、アメリカをまとめるために、今回は出発という事になりました。アメリカでは、コロラド州に伊藤師範がいるのです。今回グループに参加してくれたのです。そのようなこともあって、アメリカの中心が立ったという事だと思うのです。そのような事を考えながら、秋保温泉に着いたのでした。