2018年8月29日(八段語録3382)
世界大会の手引書 6

 福岡本部では、九州大会を9月2日に行われます。
福岡県本部指導で「極みの会」が母体となって開催されるのです。
川崎師範から表彰状の形式が送られてきました。とても良くできていました。
手塚グループとして権威ある大会に育って欲しいと願うばかりです。

九州大会の運営は道場生を初め諸団体の皆様からの応援で成り立っているのです。
それだけに、今まで築いてきた信用が大切であり、信頼関係を維持して、未来に向かっていかなければならないことになります。
大切な人間関係の構築のために、「極みの会」は大切な懇親の場になっているのです。
大会を開催するという事に関しては、日常的に友好団体との関係を作っていくという事です。

私の発想は、選手で出発していますから、発想の原点がランナーのような発想になってしまうのです。
大会を主催するという立場でも、選手としての知識からの発想となるのです。
それも、自分の過去を振り返り、現在を考察して、未来の思潮を巻き込むという気持ちになるのです。
もちろん、知識だけでなく、対戦の姿を見るにつけ気持ちも盛り上がるというものです。

今まで大会に出場して数多く経験してきましたので、あらゆる事情をくみ取ることができます。
それも、気持ちが入って、あらゆる知識を備えた立場での采配になるのです。
そうして、大会が終了すると、最後に満足することができ、胸を撫でおろすという事になるのです。
福岡本部の九州大会が無事に終えて、大勝利になることを心から祈る次第です。

 さて、大会となると、理念とか主義だけではいかないようです。
選手として参加するにしても、大会の主催者としても、気持ちが入るわけです。
論理的な条件を越えて、気持ちで動く内容が大会には備わっているのです。
それだけに、組織的な結合だけで、何かを行おうとするのは難しいようです。

伝統空手の大会を応用しても何の役にも立たないのです。
あくまでも、私達の大会は、大山総裁が始めた全日本や世界大会を参考にする以外に無いのです。
その伝統と実情を把握しながら、安全に運営していかなければならないのです。
その事をしっかり計画してこそ、未来に走っていく事ができるというものです。

私にとっては、その事は常識になっているのですが、後輩に伝えていかなければならない役割があります。
それだけに、今までの困難な事をしっかり知って、無難に貫いて行くという事です。
次に、目標に向かって走っていくにおいて、戦う気持ちを失ってはならないのです。
あらゆる準備を備え、知識をもってどのような事にも対応して、勝負するのです。

大会を失敗させてはならないのです。
もちろん、怪我や事故を起こさないという事にも注意を払うのです。
極真空手は実践空手であり、実践分野は戦いという事です。
それだけに、選手ばかりだけでなく、スタッフも大会に大して勇敢に取り組むという事です。

 ところで、いつも大会で心掛けることは、必ず試練があるという事です。
予期せぬ無数の事が起こります。
私が大会を開催して感じることは、いつも試験されているような気がするのです。
そうして、乗り越えて初めて胸を撫でおろすという事が多かったのです。

大会でもそうですが、大会を前後して起こることは、極真の道において、裏切り行為を体験したし、見聞きもしたのです。
そんな訳で、私の誇れることは、誰も裏切らないという事でしょう。
内外共に苦しくなると、裏切りたくなるのが人の常です。
私の弟子の中にも、結果的に裏切って別の道を行った指導者がいました。

もちろん、私が裏切らないと言っても、最後まで行っているわけではないので、心しているという事もあります。
私自身、心は弱いのです。
色々な戦いがいつの間にか加重されますから、なるべくスクラムを組むようにしています。
それだけに、「家族」の守りは有難いものです。

心から九州大会の成功を祈りながらブログを書き終えます。