2018年8月25日(八段語録3378)
世界大会の手引書 2


 今回の世界大会は、極真会館手塚グループにおける第三回目の大会です。
世界各国からの要請が多く、川崎師範、伊藤国際部長と検討した結果の采配になりました。
それにもまして、世界大会ということで、福岡県本部が快く引き受けてくれたのです。
もちろん、手塚グループ全体でカバーしていく事になるのです。
世界大会に関しては、川崎師範を初め福岡のスタッフが仙台での世界大会で手伝って頂いた経緯があるのです。

世界大会に関しては、選手だけが競技者というのではなく、スタッフとして、道場生一人一人が形態を変えての参加になるという事です。
実際戦う選手の競技に関しては、細かなクラス分けをして、どの年齢でも体重でも参加できるようにするのです。
どのクラスの競技に関しても、一生懸命に切磋琢磨できる環境を提供するのです。
それとは別に、サポートする大会関係者に関しても、選手と劣らず、最高の舞台とするのです。

世界各国の違いはあっても、一人一人の価値と人格を認め合う大会にすべきという事です。
数多くのクラス分けを定めても、そのクラスで精一杯戦う事ができるようなシステムを作るのです。
従って、競技に参加する道場生は、一生懸命に精神と肉体を磨いて、生命を尽くして大会に臨んで欲しいのです。
当然スタッフに関しても、役割を演じるだけでなく、真剣に試合に出場するつもりで対応するのです。
四年に一度の世界大会を企画するという事ですから、人生の節目として参加することは、意義が大きいのです。

 ところでこの世界大会は、クラス分けして、全ての競技種目を提示することによって、道場生がエントリーしやすいようにするのです。
それと同時に、スタッフに関しては、大会当日という事ではなく、準備する期間を含めて、大会が無事終了するまで、気を抜くことができないという事です。
私の場合、もうすでに走っているのであり、今日も明日も走らなければならないのです。
この世界大会が終了した時点で、選手を含め携わったスタッフが大きく成長するという事が願われるのです。

大会での結果、大いなる「思い出」が心を覆いつくすことができるようにしたいのです。
私としては、人生最良の日として大会終了日として迎えたいと思っているのです。
私同様に、大会で選手は入賞するために頑張るようにして欲しいのです。
それと同じように、スタッフも、賞をもらう事ができる功績を上げるという事も必要なのです。

大会を勝利させるために、スタッフが取り組まなければならないことに関しては、多くの細かい打ち合わせが必要になってきます
大会での競技の前に、選手もスタッフも正常なコースを走らない人が出て来るかもしれません。
また、正常なコースに乗らなければならないにもかかわらず、力量が不足して途中で倒れる人もいるかもしれません。

また、最後まで頑張ったとしても、問題を起こして、入賞することができない人も出てくるのです。
それは全く、競技者とスタッフは同じ比重での戦いであるというのです。
大会で入賞する人は当然限られてきます。
それだけに、選手もスタッフも戦うにあたって、誰からも評価される歩みが出来るかというとなると、注意深く愛情をもって取り組まなければならないことになるのです。

 そんなわけで、手塚グループ全体が一丸となって、この世界大会に向かっていかなければならないという事です。
誰が、賞を与えるかというならば、選手には表彰状がありますが、スタッフは、取り組んだ自分自身に表彰状を上げるのです。
満足が全身をよぎり、酔いしれて大会にしたいものです。
これが、大会の大勝利をもたらす要因であると思っているのです。