2018年8月1日(八段語録3363)
メッセージが心の栄養になるように


 今日は、北仙台教室に大人三人の新規対象者が来場しました。
最近一般の入門生が少なかったので、ちょっと刺激を受けました。
一人は、他の極真で修行していたのですが、ブランクがあるという事で、私達の道場の門を叩いてきたのです。
後の二人は、国分町で仕事をしているという事で、そのうちの一人が北海道の札幌の道場に通っていて、少年時代に緑帯まで貰ったという事でした。
一般の大人が入門しようとするのは、今年になって初めてという事になりました。

教室の温度が熱中症を起こすぐらい高かったので、冷房を入れてもらいました。
過ごしやすい温度設定にして、稽古に熱中できるようにしたのでした。
道場生は、夏休みにもかかわらず、ほとんど参加して、人数が多かったのです。
暑い日にも稽古に来るのですから、この道場生を、しっかり育てなければという気持ちも湧き上がってくるのです。

今日から八月になります。
厳しい暑さが続きますが、修行の原点に立ち返って、訓練を重なるのです。
特に選手会は、秋口から始まる対外試合に備えるという事もあるわけです。
それだけに、真剣な雰囲気が教室を覆いつくします。

私事なのですが、ヨーロッパ遠征、スリの事件、日本に帰って高温状態という事で、肉体も限界状態に近づいているのです。
それだけに、水分を良く取ること、そして、睡眠時間を長くすることなどで解消しようとするわけです。
また、体力を維持するためにも、トレーニングを日課にして、鍛えるという事にしたのです。
月初めに、幸先よく三人の新規来場者ですから、ちょっと気分を良くしての一日でした。

 各教室に対して、最近短いメッセージを伝えるようにしているのです。
極真空手の稽古を通じて、よく考えてもらうためであり、練習を味わってもらうのです。
ただの稽古にはしたくないのです。
稽古をしっかり消化してもらいたいという事と、自分の血と肉にして欲しいのです。

私自身、極真空手に酔ったようにして、青春時代を過ごした経験からのアドバイスです。
空手修行は五感を感じて稽古するものなので、曖昧に稽古をしないで欲しいのです。
自分で考えて稽古をした場合、一段と成長するのではないかと思うからなのです。
稽古での息遣いは、独特なものがあり、天地に拍子を合わせるようになるのです。

日々稽古を重ねると、指導者に、自分では気が付かないことを指摘されるわけです。
そこが、道場生にとって、道場に来る理由かもしれません。
指摘を受けなければ、自分を修正することもできなければ、曖昧のままになるという事です。
道場の稽古は、強いて言えば、指導者の一言が、神経のような作用をするのです。

指摘を受けることによって、その一言が、課題としての全体に及ぼすというものです。
解決できない課題が、指導者からの一言で、はっと気づかされることも多いのです。
そのうちに、自分に酔うように、気分が良くなる現象も生まれてくるというものです。
四肢五体を動かすことによって、新たなる境地に至るというものです。