2018年7月26日(八段語録3356)
フランス・パリへ


 ブリッセルの列車ホテルに泊まって、六時過ぎの電車に乗って、パリに向かいました。
乗り継ぎを含めて、二時間程で、パリに到着です。
地下鉄に乗り換えて、ルーブル美術館へ向かう事にしました。
美術館に向かう途中でハプニングが起きました。

人権問題の署名をお願いしますという事で、「署名欄にサインを下さい」という事でした。
ルーブル美術館が目の前にあるので、後でという事でその場を去ろうとしたのでした。
ところが、「何で署名しない」というジェスチャーと体を揺する行為をしてきたのです。
気分が良くないので、その場を去ったのでした。

ところが、少し歩いて財布を確認したら、抜き取られていたのです。
体を揺すられて抜き取られたので、抜き取られるという意識が無かったのです。
数人で署名を求められ、そこからの犯行ですから、私の対応ができなかったという事です。
百メートル程歩いてからですから、犯人たちはもうそこにはいないという事でした。

財布だけだったらまだ良かったのですが、パスポートが財布に挟まっていたのでした。
パリの観光客を狙うスリ集団にやられてしまったという事でした。
伊藤師範と、パスポートがないという事で、帰国証明書を大使館に貰いに行こうとなったのです。
大使館で話を聞いてみると、パリからの出国しかできないという事で、ベルギーへ戻ったのでした。

 というのも、帰りの航空券はブリッセル空港からなので、すぐに戻ってベルギー大使館へ直行です。
すぐに帰国証明書が出るのではないかと思ったのですが、住民票がなければならないということで、手配をしても間に合わず、一日遅れの出国になったのです。
伊藤師範が先にアメリカに帰国するし、一人で空港近くのホテルに泊まるのですから心細いものです。
それでも、一日ホテルで過ごして、ブログを書くなどして、時間を潰しながら大使館とのやり取りをしながら、空港へ向かいました。

イスタンブール経由の予約を取っていたのですが、予約が入っていなかったという事で、再び慌ててしまいました。
それで、伊藤師範と連絡を取って、航空券を取得して、無事出国できたのでした。
緊急の航空券の取得で、席が真ん中という事で、窮屈な席での帰国になりました。
中央の席という事で、席には座らず旅客機の後方でストレッチと筋トレをして時間を潰しました。

変な乗客という事ですが、座るよりは運動していた方が体にはよさそうです。
成田に到着した時には、ほっと一息させて頂きました。
振り返るまでもなく、刺激が大きかったという事です。
そして、出来事の実際を感謝で受け止めさせていただきました。

十八歳から海外に出国していたのですが、このような犯罪に巻き込まれるのは初めてでした。
それで、発想としては、テロ合わなかったし、生命に別条が無かったのですから、良かったという事にしたのです。

スリの相手も中東のシリアからの難民のようでしたので、献金したと思えば何でもないことです。
笑って忘れるのが一番いいという結論にしました。
何も喪失感がなく感じることができたのも、伊藤師範というパートナーの存在は大きいのです。
パートナーが優秀であるからこそ、無事帰国できたという事です。

結果的に、起こったハップニングを二人で解決したという事でした。
優秀なスタッフがいるという事は、有難いという事です。
手塚グループの役員のベースは、不動のものであると思うのでした。
それも、役員が中心となって細胞繁殖していくという事を実感するのです。

これから実に楽しみというものです。
細胞繁殖で目ができ鼻ができ、耳がそして口ができるようなものです。
ヘッドの4感は頭部にあります。
これが成熟して、後は四肢五体における感覚ができれば、発展は爆発的です。

今回のヨーロッパのセミナーでの指導の旅に関しても「ありがとう」という気持ちでいっぱいでした。
日本に帰ってきて、山を見て、川の流れを見ても有難みだけでした。