2018年6月27日(八段語録3327)
モントリオール


 中心都市モントリオールは、カナダの中心都市の十本の指に入る大都会です。
人口180万人で、オフィス街の摩天楼が立ち並ぶ都市なのです。
その中で、四十六階の展望台があるビルから市街地を上から見下ろしました。
広大な大自然の中に、都市が調和して共存している雰囲気を醸し出していました。

確かに、モントリオールに関しては、地理の授業で学んだことがあります。
それでも、実際に足を運んでみなければ、分からないものです。
生きているという事は、自分の体で体験でき、感じることが出るのですから有難いことです。
このモントリオールを訪問することができるという事自体、大地に立ってみて感じることが豊かに広がります。

それが、夢と理想の実現に至ることであるし、本来の人間ができる歩みというものです。
もちろん、一週間の滞在では、このモントリオールの人達を理解することはできないのです。
それでも、日本から伝来させることができる極真空手に関しては伝えることができるというものです。もちろん、手塚グループの理念も体現するのです。
日本からミッションをもって、この地を訪れたのですから、しっかり指導していきたいという思いになります。

今日もステファン師範の家族と共に、モントリオールの街を見学です。
中華街もありましたが、日本の横浜のように栄えている様子ではないのです。
また、オリンピックが開かれた街という事もあって、五輪のマークも掲げられていました。
街の素晴らしさと、ステファン師範の家族との絆がしっかり結ばれた一日でした。

 このグループの理念に合致して、カナダにも継承されているという実感です。
決して、こちらから備えるようにという指示は出さないのです。
心の赴くままに、極真空手という武道で交わるという事なのです。
この伝統を二十数年かけて、会長と共に築いてきたという事に誇りを感じてしまいます。

そのような気持ちが、世界を丸くしているようにも思うのです。
太陽も地球も丸いのですから、当たり前に人間関係も丸くなるというものです。
丸いという事は、必ずどこかで交わるという接点があるという事でしょう。
交わるという事であるから、調子や拍子を合わせることができるというものです。

海の波が寄せては返すようなものです。
ギブエンド・テイクの関係が深まっていくようなものです。
周りと調和して拍子を合わせれば、それだけで幸せというものです。

そうであればこそ、生きていて幸福な時間を共に過ごせるというものです。
結構生きるという事は、単純な事かもしれません。
今日も、こうしてモントリオールの街を眺めながら、極真空手の人生に間違いないと自分に納得しているのです。
手塚グループの愛情あふれる関係と信念が、このモントリオールでも旗が動くように振られているという感じがするのです。