2018年5月9日(八段語録3278)
当たり前の倫理道徳


 今の主流のメインは、児童から青少年を対象にして武道教育になっています。
私達が稽古をした当時、つまり極真が出発した時は、大人がほとんどでした。
大志を持って、地上最強の空手を目指したものです。
その多くの指導者が、青少年教育を意識して、道場を開設しているのです。

全世界の青少年を対象に、武道教育ができるとは夢にも思わなかったことです。
家族を大切にするという意識があるものですから、間違った指導はしないのです。
ヒッピーのようなフリーセックスや覚せい剤使用は、御法度という事です。
末梢神経を刺激して、それでおしまいというような生き方には導かないという事です。

虞犯を繰り返して、青春を無駄に過ごさないように、徹底した自己管理を指導します。
ひょっとして断崖絶壁に、落ちてしまう魂を拾っているような気持ちもあるのです。
肉体の快楽を求めていくという事は安易であるし、肉欲の溺れてしまえば終わるのです。
かつての「遊び人」のような生き方をすれば、人生の終焉を迎えるというものです。

そこで、誰が正しいという精神を教えるかという事です。
世の「遊び人」の生き方の種を、青少年の発想に植え付けてしまえば、間違いなく転落して行くのです。
フリーセックスは、まったく人間としての倫理道徳に反するし、未来を描くことができないのです。
そんなことも、家族でも教育現場でも指導できなくなっている現実があるのです。

 そんなことからも、極真空手による武道教育は意義があることであると自覚しているのです。
そのような青少年を救済するのも、極真会館手塚グループであると思っているのです。
そんな淪落の道から、収拾して、創造性のある道へと渡っていく事ができる橋を作るのです。
気持は、太平洋でも渡っていく事ができ、収拾の道を作るという夢を抱いているのです。

極真でなければ、そのような橋を架けることができないという思い込みがあるわけです。
もちろん、しっかりと夫婦として新しい家族を作っていくという事を提唱するのです。
その家族を維持するにしても、昔から受け継がれてきた武道精神は大切なのです。
私達の主張することは、夫婦だけのセックスであり、育まれる愛情という事です。

覚せい剤やナンパを誘う酒とかは、まったく関係がないのです。
ホモセクシュアルやレズビアン、独身主義とも関係がないのです。
いかなる世の中の嵐が吹こうが、泰然と自分の姿勢を守るのも極真なのです。
東西南北が変わらないし、太陽が東から昇のも変わらないという事です。

淫乱と享楽の波は、このグループで防ぐのです。
享楽主義、末梢神経の享楽を求めるだけの波は、当たり前の家族が防波堤になるのです。
人々が、最も卑劣な人間になることを防ぐ防波堤がこの極真空手であると思うのです。
フリーセックスを蔓延させるという事は、我が家を捨てるという事です。

ホモであるとか、レズであるとかという男女を否定するような風潮にはついていけないのです。
人間の権利や権威を失墜させる何物でもないと思っています。
そのような信念で、稽古の継続を目指そうとしているのです。
単なる空手という技術だけに終わらせないという事です。