2018年4月27日(八段語録3268)
愛情は燃えるもの


 朝十時から、下宿棟と近隣境界線の確認で土地調査士を交えて対応したのです。
両親の時代では、境争いがありましたが、私の時代になっては、スムーズに境界線を合意いたしました。
隣近所は、喧嘩するよりは仲良くした方がいいという事です。
ちょっとした土地のズレが、近所同士の大きなトラブルになるのは避けたいものです。

午後からは、妻と温泉に出かけました。
付き合ってから、四十年たつという事を話すと、妻も口裏をあわせるように驚いていました。
この期間、お互いに良いような生き方の形になっていました。
また、夫婦が醸し出す色と味わいも良かったのです。

何の不満もなく、過ぎた日々を振り返る時間を今日という日にも持てたことになります。
お互い信頼して助け合って生きてみると、丸く収まっているという事です。
お互いに別れることもなく、日々の生活を送っていると思うと不思議です。
二人の関係を大切に連結する思いやりがあったという事です。

私の場合は、初めての恋人が妻ですから、愛情に酔ってきたという事を感じるのです。
色々な感情の浮き沈み共に発散してきましたが、妻の微笑みが恍惚の状態として感じたという事でしょう
夫婦生活は、五官と気持ちで動作するときに、調和が取れて美しく感じるものです。
妻との人生は、色々な事を体験できたし、美しい思い出なのです。

 さて、そのような経験は、美しい内容を所有したという事にもなったのです。
お互い寝室で寝息を聞きながら、安らぐというものです。
愛情そのものが呼吸しているようにも感じる時もありました。

太陽も丸いし、月も丸いので、二人で過ごす日々は人格も丸くなったように思うのです。
お互いを思いやって調和するという事は、丸くなるという事のように思うのです。
もうお互いの肉体の隅々まで、神経が通っているようで、妻の痛みが自分に感じられるようになるのです。
それだけでなく、私は酒を嗜まないのですが、妻には酔っているようです。

酔って生きているから幸せなのかもしれません。
今日も妻とデートをして、何かしら妻も酔っているようでした。
極真空手に投入して、酔ってきたのとは、少し違っているのです。
また、人生の構想理想に酔っているという事でもなさそうです。

妻がいるおかげで、人生そのものの時間と空間に酔って生きることができるというものです。
それでも、妻に空手の業務を手伝ってくれと言うと、少しだけという反応でした。
その事に関しては、あまり強く強要することはできないようです。
それでも、仕事ではなく、愛情だけを投入してもらえば良いという発想です。

 実際、愛情は見えるわけはないのです。
それでも、感じることができるというものです。
そして、その愛情が最も貴い宝物という事です。
それは、四十年間の夫婦関係の中で、不変であったという事でしょう。

黄金は、不変な色であったりするので、宝石なのでしょう。
それだけに、黄金には生命がありませんが、不変に愛情を尽くしてきた夫婦関係は、生命があるというものです。
結局、愛情は、好きになるという事で、得難い幸せを与えられるというものです。

夫婦を家庭の真ん中において、今でも幸せな気分を味わう事ができるのです。
それは、誰にも妨げることができないというものです。
当然、愛情があるという事を、私は明るく振舞う事によって表現しています。
そして、明るく発動するために、何か燃えなければならないと思うわけです。

粗末な家でも、燃え上がる愛情で包むのも夫の役割であると思うのでした。