2018年4月22日(八段語録3263)
家族ぐるみで数人数脚


 下宿業を五十年以上の長い歳月を母と妻で行ってきました。
今年の六月で完全に廃業することになりました。
今までは、私が道場運営、妻が下宿業という事で分担してきました。
それが、七月から道場の運営を支えていく事になるという可能性と希望があるので、心強く感じているのです。

結婚した当時は、夫婦で一つの仕事をこなしてきたのです。
それが、故郷仙台に帰ってからは、分業体制で家族として担ってきたのです。
下宿業を終わりにするという事で、再び一緒に活動することができるという可能性があるということです。
家族という理念の手塚グループですから、いよいよ本領発揮になるのです。

もちろん、妻の意思もありますから、どのような二人三脚になるか分かりません。
本気で道場運営に関わってくれるかどうかは、私が強要するところではないのです。
それでも周りの人々に協力していただければ、願いは叶うというものです。
六十代の半ばですから、二人で人生を楽しむ時間も、そんなに長くないのです。

それだけに、夫が築いてきた基盤を支えるという、妻の人生にあっても良いと思うのです。
地域では、四百家庭が道場生として日々修練しています。
また、卒業した家庭は二千家庭以上に及ぶのです。
そのケアーをするだけでも、膨大な力量が求められるというものです。

 それだけには留まらないのがこのグループなのです。
全国に二十近くの拠点があります。
この全国巡回も、妻に同行してもらいたいと考えているのです。
また、世界四十か国も一年に一度は巡回しなければならないのです。

今年の世界巡回に関しては、六月にはアメリカ大陸、七月にはヨーロッパ各都市、十二月には、ロシア圏が予定されています。
グループの最高責任者として、夫婦としての巡回は夢のような事です。
晩年に夫婦で世界を回るという事が実現するとしたならば、ラッキーです。

さらに、柔道整復師として、四年の修行を中川接骨院で行ってきた息子がいます。
治療院を開業して、その道を行くと思っていたのです。
ところが、今年の四月に、自分の意志で、専業で道場の指導員になるというのです。
私としては、思いがけない幸せが舞い込んできたと思っているのです。

これで、道場運営が、次の代に引き継ぐことができるというものです。
家族ぐるみで、この分野の開拓ができるという事と、それが引き継がれるという事です。
また、息子の孫二人が男の子です。
三代に渡って継承される道は開かれてきたという事です。

 ところで、妻には、早急にお願いしたいことがあります。
地元で、入門者が一年に百名近くになります。
入門者も多いのですが、引けを取らず退会者も多いのです。
できるだけ、規模の大きな道場運営にしていきたいと思うのです。

そこで、各道場の御父兄とコンタクトを取って、愛情組織を形成して欲しいという事です。
さらに、新規の決定時から、交流して頂いて、このグループの趣旨に則っていただきたいのです。
男性組織になりがちなところを、妻の愛情管理能力を生かして、基盤拡大を図りたいという事です。

いよいよコツコツと築いてきた基盤を一挙に花開かせたいという事です。
修行の場ではあるのですが、家族組織として信頼関係をさらに強化したいのです。
稽古はホップであり、信頼関係はステップ、そして魂をジャンプとしていきたいのです。
私達夫婦が成熟して、グループも無限に発展させたいという思いは強いのです。

間違いのないグループとして、誰からも公認される道が見えているのです。
世間から後ろ指を刺されることがないグループとしての確立なのです。