2018年4月1日(八段語録3246)
農園は楽園


 農園の梅が満開です。桜も開花宣言がなされました。
昨年、枝が伸びすぎて伐採した柿木と梅の木の枝を、ドラム缶の償却炉で燃やしました。
切った枝は、半年程寝かしていましたので、乾いていて良く燃えます。
今日の日差しは、花曇りの為に、周りをほどよく照らしてくれます。

乾燥注意報も出ているので、火のもとのドラム缶に付きっきりになりました。
人間関係の煩わしさから解放されて、気持ちが良いのです。
温室の中では、ポットで夏野菜の種をまいているのですが、さっそくキュウリの芽が出ていました。
毎日水をかけて、愛情を注いているのが良いのだと自負しているのです。

焚火をする中で、少し音がするので温室に行くと、間違って、温室の中に小鳥が入ってきていました。
入り口を開けて、小鳥が出ていくようにしたのですがビニールの壁に何度も当たっているのです。
可愛そうなので、追い込むことを止めて見守っていました。
そのうちに、無事に温室から解放されて、森に消えていきました。

今年農園で変わった事としては、ウグイスが鳴かないのです。
理由は、周りに何棟も新築の住宅が建設されているのです。
自然崩壊も甚だしいのですが、人の居住が優先されるという事で仕方がありません。
今年は、農園の周りが住宅地になるので、別荘という雰囲気は無くなってしまうようで心配になります。

 さて、「死んで埋葬されるような人生は歩まない」という気持ちで今年度出発です。
このグループは、極真のどのグループも掲げていない道を歩んでいるのです。
もちろん、武道ですから試合をしながら自己を啓発するのは当然です。
その時の稽古や試合で味わった若い時の苦痛は、人生の宝物という事にしているのです。

それ以上に、「家族」として結束して、一生修行をしていく事ができるようにしたのです。
若き日の青春時代だけ、極真空手を実践すればいいというのではないのです。
その為に手塚グループという組織を構築して、「家族」を言葉だけでなく実践してきたのです。
それを証明するために、国内外に版図を広げていったという事は言うまでもないのです。

今やこのグループに繋がって、このグループの理念を受け取って、後ろを向きさえすればいいのです。
汚れて悪臭を放つような怠惰な人格にならないように、このグループに繋がるのです。
資格は、道場に通って、自分を磨くという事で達成することができるのです。
ただ入門して月謝を払っていれば、修練になるというものではないのです。

ですから、不条理なこの世の中で、滅びることなく生きようとするのがこの道です。
それだけに、修行の先頭に立つことを、日々自覚するのです。
できれば、「私を見習いなさい」と公言できるように努力するわけです。
私としては、これから大きな峠を越えるという気持ちでいるわけです。

話を戻して、農園が楽園になるようにしたいものですが、周りの現実は環境破壊です。
農園の隣の空き地は、測量が入り杭で打たれていました。
隣の空き地まで所有権がないので、どうすることもできないのです。
家が立ち並ぶのでしょう。

しかし、現実は止めることはできないのです。
どんなに家が立ち並ぼうとも、心では農園は楽園という気持ちにしたいのです。
現実がどんなに不条理でも、心は晴れやかという事に繋がるという事でしょう。
今年度、四月一日仕事はじめは農作業という事になりました。