2018年2月9日(八段語録3199)
足の指の骨折からの推測


 ある本部長師範が、最近足回りの故障が多いと嘆いていました。
足回りでは、カローラのギアが壊れて修理代がかかったというのです。
さらに、左右の足を組手で怪我したのです。
その左足の人差し指が曲がって、折れて力が入らない状態であるのです。

足の指の一本ですから、割箸を指の下に引いたら大丈夫というアドバイスをしました。
組手で足の指の骨折で本当に良かったというのが私の感想です。
理由は、笑い事ではないのですが、金的を打たれるよりはマシであるという事です。
私も足の指の骨折の経験があるのですが、その骨折以上に金的の痛さは麻酔が欲しいぐらいでした。

まともに、下段回し蹴りで金的に的中でした。
試合は中断反則勝ちをしましたが、その後が大変でした。
大事な部分が二倍も腫れてしまっているのです。
医者の診察で、破裂はしていないという事でした。

そこで、極論ですが「指一本を失いますか、それとも金的を失いますか?」という判断です。
笑い事ではなく、真ん中に縦にぶら下がっているものをマジマジ眺めました。
その時は、指一本くらい失っても、これだけは何とかして欲しいと思ったものです。
そんな経験をしたものですから、足の骨折ぐらい大丈夫であると表現したのでした。

 私の経験した金的の反則は、強烈なものでした。
もちろん、金カップは装着していたのです。
それでも、下段回し蹴りを直接食らうと、大変なことになるという経験でした。
相手の選手をどうのこうのという事はないのですが、思い出としては一生忘れないのです。

しかし、選手時代、私は結婚前でしたの金的が破裂していたら、私の子供達はいなのです。
だからと言って、子供を産んだから用済みという事でもないのが金的でしょう。
夫婦に火がつけば、二つの生命が、新しい生命を宿すのです。
遠心力と求心力が物理的に働いて、運動を繰り広げることができるのです。

変な事ばかり書いていますが、現実に妻は、家にお金があると力が出ています。
つまり、夫としてお金を稼いでくると力が出ているということです。
病気でお金が稼げなくなったりしたら、不安で夫婦関係も崩れるというものです。
世の中の常のようです。
だから、夫婦関係は金的だけが重要ではないのですが、それでも大切なのです。
夫婦の運命は、山と谷を崩して畑を作るようなものです。
夫婦で土を作って、畑にして耕し色々な野菜を育てるのです。
そして、額に汗して新しく開拓できる要因を発見するのが夫婦でしょう。

 足の骨折の話から逸れた文脈になってしまいました。
別に強調することはないのですが、大事なものは足の指ではないという事です。
足の指も大切にしながら、家族を大切にするという事を意識したいものです。
そんなことを連想しながら、表現してしまいました。
大事な足の指ですから、早く回復するようにお祈りしています。