2018年1月28日(八段語録3191)
東京出張


 ある武道団体の集まりで新宿に来ています。
私が取り組まなければならないのは、他の武道団体との調和です。
手塚会長は、決して他の団体と対立しないという姿勢でした。
それを継承すべく、色々な団体との接触を東京に来てまで接触を持とうとするのです。

他の武道団体の集まりで、私が主張しようとするならば、手塚イズムでしょう。
家族をベースとした組織を世界に連携しているのです。
不可能のように思える家族理想を地道にコツコツと積み上げてきたという事です。
その意思を引き継いで、昨年どのような活動をしてきたかという事を知らせたのです。

その報告の内容を掻い摘んで表現します
昨年一月には、手塚会長の葬儀を厳かに執り行いました。
三月には、世界各国の師範と国内の師範そして多くの関係者を呼んで「お別れの会」でした。
当日に、場所を迎賓館に移して、責任者として会長代行に就任させて頂きました。
それも、手塚夫人と二人三脚で、このグループを運営するという事になりました。

正式に、グループ全体の事務局長が就任しました。
さらに、アメリカの世界事務局長が就任です。
グループ全体の経理を司るのは、師範であり税理士である師範が担当するのです。
世界と国内の巡回は、私と手塚文子代表、そしてアメリカの世界事務局長が担当になりました。
 
 さて、組織が固まってから、ホームページのリニューアルから始まりました。
さらに、昇級・昇段の認定書の発行と帯の手配を確立させたのです。
また、極真会館の空手着の専売の取り決めを業者と打ち合わせて、購入です。
世界各国からの会費の納入、昇段審査の納入を、全てクレジット決済で、どこからでも回収することができるアプリの作成に取り組んだのです。

世界巡回もすぐに始めました。
ヨーロッパの各国のセミナー ロシアの大会 アメリカでのセミナーと駆け巡りました。
日本国内は、九州を初め、中四国、近畿、関東、北海道、東北と隈なく回りました。
その事で、日本では千葉に新しく川尻、中埜、福田、小林本部長の誕生でした。
世界では、南アフリカ、アルメニア、インド スリランカの加盟に至りました。

この極真グループは、手塚会長が目指した生命が躍動する組織を目指すのです。
家族をベースにするものですから、幸福の源泉であり、平和の源泉にするのです。
理想的要素の、主体的起源として、このグループは他の団体と調和するのです。
何故ならば、友好団体は多い方が良いという事です。

一つのブームで極真会館を終わらせようとは思わないのです。
どのように新規を獲得して、教育するかというマニアルを既に作成しているのです。
それだけに、自立して道場運営できる道筋をしっかり根付かせているのです。
人材が集まるという事です。ちょうど細胞が膨張する機運が高まることに繋がります。

 ところで、会長として自覚することは、私自身の質の向上であります。
肉体的には、年齢を重ねるごとに老化の一途を辿っていることは間違いないのです。
それでも、精神は、日々の生活の汚れを払って、意欲に満ちた気持ちを抱こうとするのです。
ブログの発信も、全世界に向けての日々の正しいと思われる、心構えを表現するものです。

極真会館手塚グループを愛する心は太陽よりも強いと自覚するのです、
朝日が出れば、全ての植物の芽は太陽に向かいます。
地球の自然現象と同じように、良心を磨いて、理想の極真に向かわせる力とするのです。
そして、今の一瞬を誇ることができるような体験をしていこうとするのです。

日々自分の細胞が膨張する気持ちで、何事にも取り組むという事です。
これから、春を迎えようとしますが、雲に乗って飛んでいくような恍惚の世界を作るのです。
今は最も寒い時期で、零下になることがしばしばです。
それでも、心は陽炎がぼんやり立ちあがり、虫が歩きまわるような風景を描くわけです。

吹雪になろうが寒波がこようが、植物の芽が吹きだし、飛び交う蝶がいる風景を描くのです。
そのような環境で、気分が良くなるという設定をするわけです。
寒さの真っただ中でも、花園の真ん中にいるような気持ちを持とうとするのです。
気持ちと行動は、爆発的な刺激を感じようとするのですから、尋常ではないのかもしれません。

 やはり、手塚グループは、夢の中を飛んでいるような発想と思われるかもしれません。
それで、他の団体と提携に難があったとしても、ただ距離感をもって対応するだけです。
一番尊いものが、このグループでは夢と理想で生きることですから、そこからは逸脱しないのです。
五官を集中させて、愛情が漂う光の中で、道場生を温めていくのです。

そのような団体とのパートナーシップでなければ、なるべく関わらないようにしたいものです。
これから、手塚グループと一緒に活動したいという団体は増えてくると思います。
私達に同調して、グループに入ってくれる団体は歓迎します。
それが、私の姿勢であるというのです。

だからと言って、無理に巻き込まれるのは困ります。
夢や理想の流れは、大山総裁から、そして手塚会長、そして私達の代になっているという自覚です。
このグループは、多くの優秀な人材を社会に排出するという事であります。
だからと言って、このグループの為に人を利用しようとは思わないのです。

このような理想で出発したのですから、道を曲げるわけにはいかないのです。
やはり、手塚グループが主体になって、多くの人に正しい精神と夢を与えたいのです。
道場生であったとしても、誰にも強制することは決してしません。
このグループの光の中で、多くの優秀な人材が育つのを待つばかりなのです。