2012年9月9日(八段語録1800)

試験(3)


 日曜日なので、ゆっくりしたいのですが、教養の試験があるので、惰性では過ごせないのです。そして、レポート提出ということもあるので、時間を区切りながら、一日をデザインするのです。試験は出題者の恣意的な意図で、難しくも簡単にもできるようです。この学校は、あくまでも焦点を国家試験においているので、難しい出題をするという事なのです。
 税理士の国家試験と違って、自分で勉強すれば合格を目指せるという事ではないのです。あくまでも、三年間授業に出席して、教授を受けなければ、医療従事者にはなれないのです。柔道整復師だけではなく、医師も看護師も、医療関係者は、例外なく学校で、受講しなければならないのです。
 そのような意味では、学校側の態度は、実にデカいのです。国家試験を目指して、この学校を登竜門としていかなければ、合格できないという事で、かなりの縛りをかけるのです。もちろん、全国の学校はでは、そのような学校ばかりではないのですが、第一に少しでも遅れた場合には、欠席と見なすのです。これは校則なのです。
 大学では、そのような事は、全くありませんでしたが、出席を重視するようです。それは、しっかり授業に出るという徹底した生活習慣を付けるという事なのだと思います。私のような年配者とは違って、若き青春時代を過ごしている学生に取って、多情多感になって横道に逸れるのを防ぐという事にもなります。そして、動機が曖昧であっても、次第に目標を身につけさせ、国家試験に向けての合格を目指させようとするのでのす。
 やはり国家資格の重圧は、全学生をコントロールするのに十分な大義名分になります。そして当然、その重圧についていく事ができなければ、退学を余儀なくされるのです。何人もの留年者を出す理由も分かってきました。それだけではないのです。考えられなかったのですが、十数科目のうち一科目でも赤点であると落第なのです。この点は、学生を神経戦に持っていくのに十分な影響を、与えると行って過言ではないのです。プレッシャが勉強に対する曖昧さを削除するようです。そのような事を考えながら日曜日を過ごしています。実に厳しい学校に入学したものだと思っています。しかしそれも自分に対する訓練であれば、超える事のできないという事はないと思えるのでした。