本部長通信180  2008年5月13日

組織基盤確保(6)


組織基盤の確保は、まっすぐに成長するためです。木々がまっすぐ成長することによって四方に平均して伸びていくのです。これが曲がってしまえばみな歪んでしまいます。ですから、いかに真っすぐに伸びていくかを考えなければならないのです。いくら組織が大きくなって葉がおおくあっても、枝が曲がってしまってはいけません。枝がまっすぐ伸びないと使い道がありません。枝とはもちろん指導者であることは言うまでもありません。
しかし、師範は心配していません。今まで、築いてきた伝統的な基準を発展させる内容を持っているからです。組織基盤が確保されるのは、内部が安定する内容を外部にいる人達が、皆責任をもってなすとき、内部は安全でありますから守護されるのです。当然、官僚のような制度を言っているのではないのです。あくまでも心の組織です。
それゆえ、全道場生は師範とお互い一つになって稽古しなければなりません。この圏内がどんどん大きく広くなれば、組織基盤の確保はなされるのです。ですから、組織基盤の確保は、原則的に、思想的ベース、生活ベース、活動ベースが確立しないと、理想的組織基盤の確保がなされないのです。

師範稽古 移動蹴り40分 田子教室