2012年8月31日(八段語録1791)

試験対策(3)


 六ヶ月近く専門学校で学んでみて検討することは、誰でも責任者として、医療行為ができる道があるということなのです。それも、医者のように、難関大を突破するわけでもなく、私立のように莫大な授業料を払わなくてもよいのです。仙台接骨医療専門学校の場合は、三年で三百万の経費がかかるだけです。医者の二十分の一ということなのです。それでいて、制約はありますが、保険請求ができ、手術という観血療法でなければ、骨折でも脱臼でも挫傷でも打撲でも捻挫でも治療する権限があるのです。
 もちろん、今の時代医師は絶対ですので、医師の権限がすべてあるのではなのです。しかし、指示を受けなくてもよいのです。ここが実に痛快なのです。指示ではなく、同意なのです。つまり、早い話が、専門の外科医の同意でなくてもよいのです。掛り付けの主治医でもよいということになるのです。もっと言うならば、友達の精神科の医師でもよいということになるのです。その同意さえ得れば、治療院の院長として、患者を治療することができ、保険報酬も受理できるシステムになっているのです。
 そのような意味で、ちょっと医師よりは見劣りしますが、それでも、極真会館で指導者になって社会的貢献しようとする青年にとっては、申し分がないのです。技術的なことは、栗原先生や遠藤先生に指導を受ければいいのです。資格は、医者と比べて経費が、格段に格安な仙台接骨医療専門学校ということになるのです。
 その点も、ちょっと分析してみました。日本政策銀行を活用すると、学生一人が300万円まで教育資金を低金利で借りることができるのです。そして、育英会の奨学金が、誰でも高額所得者でなければ、申し込めるのです。学費は日本政策銀行で賄えるし、奨学金は毎月6万円充当されます。足らないところは、道場に貢献して指導料で賄っていくならば、極真の修行をしながら、柔道整復師というプランを立てることができるのです。
 それで、私はというならば、新たな指導員の道を開拓して、擁護していくための戦いをしているという位置づけなのです。大義は、極真会館の発展のなにものでもないのです。そのことを意識すれば、心が高鳴るのも無理なからぬことなのです。