2012年8月29日(八段語録1789)

試験対策


 9月7日から始まる前期の試験に対しての準備期間になりました。年齢が四十歳になった、二十年前に大学に入学したので、試験に対する感覚は少しあるのですが、それにしても、緊張する日々が続くであろうという予感がするのです。7月に小テストを受けたのですが、緊張のあまり、頭脳が動かないという現象が出ました。というよりは、時間いっぱいかけて問題を解くという状態でした。やはり感覚が戻っていないようでした。
 この歳になって、若い学友と友達になれるということが、自分の人生にとって、とても嬉しいのです。周りはどんなに年齢が高いといっても、私よりはるに年下なのです。ある意味では、子供や孫と勉強机をならべているというような環境です。一回りも二周りも違った子供たちと、学友になることに対して、幸せを感じてしまうのです。
 ところで、こつこつ今まで、勉強してきたのですが、ここで私の取る戦略は、ネットワークの活用ということになるのです。五ヶ月以上も一緒勉強をすると、クラスのメンバーの個性を明確に把握することができるのです。これも年の功ということになります。ノートを上手にまとめているメンバー、先輩から過去問を入試できるメンバー、試験問題を的中させることができるメンバー、そのような人達とスクラムを組むわけなのです。
 試験勉強が、人間関係として、密度の濃い絆を作るように思えているのです。協同戦略というのでしょう。それが、年齢がいった私には、とても刺激的なのです。そのような環境を作りながら、これから柔道整復師として活躍する人材と友となり、社会に出て、お互い、医療分野での協力関係を結ぶことができるとしたら、それだけでも、今のひと時を大切にしたいと思うのです。
 確かに、医療分野では、白い巨塔という曾野綾子の小説がベストセラーとなるぐらいですから、今の時代、医者になることが難しく、医学部の競争率も高いのですが、ちょっと、裏口のように思えるのですが、治療院を自分で設立することができ、院長として運営できる立場は、看護師にはできないし、理学療法士にできないし、あらゆる分野の医療従事者の中で、柔道整復師だけですから、活用法によっては、最大限の価値評価ができるのではないかと思うのです。
 そして、その資格を、これからの極真会館の、若い世代の人達を育てて、社会人の仲間入りするための、最大のツールであると考えるのです。そのために開拓の道を先頭に立って道を切り開こうとしているのです。そんなことを考えながら。試験対策を練っているのでした。