本部長通信178  2008年5月11日

組織基盤確保(4)


 世界に対してお手本としての伝統を築いてきた極真会館です。日本の歴史を紐解いても、極真空手は、伝統空手の団体から反対を受け続けてきたのであります。しかし、時間が解決するかのように、人々の支持を受け、今は、積極的に応援される段階に上り詰めてきました。 そして、だんだん大きくなって日本においては、極真会館が、空手界の指導的役割を果たすようになってきています。今空手界において折衝する段階に入ってきているのです。
 万が一、伝統空手の支持を受けないにしても、極真会館は一緒に空手を盛り上げようとすることに関しては積極的なのです。今年、私達が日本でなすべきことは、より強固な組織基盤の確保であります。お互いの空手手法の、問題点を議論するのではなく、今まで、培ってきた伝統空手と共に発展しようというのです。
 これから、極真空手は、橋を架けるように発展させようと思うので、そこに防御しうる、あるいは、前進しうる組織基盤の確保がなければ進行しないのです。今の基盤を次々と広くしていかなければならないのです。それゆえ、何をしなければならないかというと、日本の伝統を確立し組織基盤の確保によって、世界に向かっていく道を切り開かなければならないのです。

師範稽古 移動突き40分