2012年8月4日(八段語録1764)

葛藤


 夏の暑い時期だけに、ダレてしまうようで、自分を律するところから何事も推し進めていかなければならないと、心に留めるのです。五十肩で、今年初めから痛めていた肩関節も和らぎ始めたので、腕立て伏せやスクワットといった筋力運動も始めることができました。とにかく、今の私は何事も空手修行に結び付けるようです。そして、その結果、精神的安定を図っているのです。
 今の自分の取り組んでいる課題は、最大の財産、肉体の健全性を失わせないというところに焦点がるのです。酒もタバコもやらないのは、健康を失わせないような気持ちが働くからという理由になってきました。頭脳に肉体が付き従って行けるように、心に体を従わせ、目指す夢への階段を上っていく事なのです。
 ところで、よく私は鏡の前にたつのです。気持ちが前向きでなければ、肉体にすべて悪いように現れてきます。不安な精神状態は実に、私の唯一の取り柄である肉体の健康を奪ってしまいかねないのです。精神の不安定さが、やつれさせ、顔には表情が無くなり、しかめ面になって、白髪が増えて、顔の艶まで亡くなっていくのです。それに、身体に吹き出物や発疹まで現れます。
 そんなことを考えているとつらくなるので、人生を愛している私としては、長生きを願い健康を願って生きるのです。その為の手段が武道であると決めた私の生き方に驚きをもつかもしれませんが、それが今の私なのです。とにかく、自分の内面には自分の人生を努力によって向上させる素晴らしい能力があると信じるのです。限りなく自信を持って、自分の夢に向かって前進し、理想とする人生を送ろうとする努力をさらに積み重ねるべきなのだと思うのです。普段では期待できない、修行の道が広がっていると確信してください。
 それにしても、今年の夏は暑いのです。オリンピックの種目をみながら、朝方まで及んでいる生活をしているのですが、頑張ることの素晴らしさを、感動と共に伝わってきます。日本選手団頑張れという声援を送りながら、一日を終えようとしているのです。