2012年7月25日(八段語録1754)

サマーキャンプ第二日目



 数納師範が、水に当たったのか下痢が続いているのです。第一日目から回復の見込みがないのです。当然今日も練習には参加することができません。本人も残念に思って、寝床に転がっています。弟子の山根君はというならば、若さに溢れて、数納師範とは対照的に合宿に熱中しているのです。
 ベルギーの天候は、到着してからほとんど雲一つない快晴が続いているのです。気温が25度ぐらいで、湿度が少なく、過ごしやすい日々が続いているのです。日本の状況をインターネットで開いてみると、38度のとんでもない熱帯地帯になっているのです。そう思うと、ベルギーは天国のように思えてしまいます。
 今回のサマーキャンプへの私の取り組みは、真心を持って取り組むという事を念頭に置いたのです。ヨーロッパの為に取り組めることは全てやって見よと思うのです。そうすれば、しっかりとした、手塚グループの礎がつくられて、最も美しい関係が、グループに出来上がると確信しているのです。
 ヨーロッパのメンバーに対して、忘れてはならない事は、日本の内容を押し付けるのではなく、ヨーロッパ人の生き方があるという事を念頭に置く事であると思うのです。そのような意味では、ヨーロッパの人達のやり方をかき乱さないようにすることが最も重要な事になると思えたのです。そして、内部にむやみに干渉しない事なのです。
 今回、ちょっとロシアのボリス師範が身構えているのです。理由は、会長がモスクワのラデンスキーを責任者にするという、内部干渉から発端が起こっているのです。絶えず会長は内部干渉をしないという事を口癖に行っているのですが、大国ロシアを料理する為に、モスクワが中心でなければならないし、責任者を立てるべきであるという主張を譲らないのです。
 そのような事でギクシャクしているのです。つまり、ボリス師範としては、会長がこぶしを固めてやってきているように思うのです。そうすると、あの優しそうなボリス師範は負けずに拳を固めて迎えるのです。だが、会長が言うように、「お互い相談してみましょう」と語り合ったならば、意見の相違は思ったほどでもないのかもしれないのです。お互い、忍耐と素直さを持てば、解決できると思うのです。そのような事を考えていた第二日目でした。