2012年7月21日(八段語録1750)

文章を書きるづける意味(5)


 空手道をどうしたら続けたいという欲求が湧き出てくるのだろうかと考えるのです。その為に、まずは、先輩としての私の話を聞けという事なのです。今まで、極真の道を40年も歩んできたのです。この道場で、これ以上歩んできた人は、当たり前ですが、いないのです。そのために、あらゆる原則を学んで欲しいのです。そうすると、道場で修業をする中で、どれほど重要な話なのかを実感するのです。
 これらの、修行の生き様を学んだならば、もっと豊かで幸福な人生を送るうえで、どれほど大きな力になるか想像してみてください。最低、私以上にはなれるはずです。繰り返し、繰り返し、読んでほしいのです。そして、目標を師範以上に設定するのです。そうでなければ、天国へ行って、人材を育成しなかったと、大山総裁に怒られてしまいます。
 私が書いていることは、空手修行をしながら、心の平和、健康を獲得することなのだと思うのです。長い目で見れば、私の書いている事は、昔からの、疑う余地のない永遠の真理を実践するか否かにかかっているのです。娯楽の為に読むのでないのですから、自分の課題と照らし合わせながら、自分自身や生活の在り方を立て直すために読むという意識で読んで欲しいのです。
 ところで、ここで書かれている人物像は、社会に通じるのです。実証しているのは私です。もう一度精読していく中で、何かピンとくるところが必ずあるはずです。そして、道場で修業していく上で、結局このほうが時間の節約になるし、効果も大きいのです。ブラックベルトを目指すにも、このような精神が無ければ、肉体や体力勝負ではどうしようもないのです。時には、読むのを中断して、読んだ内容を考えてみてください。
 それぞれの、私の提言を道場生の皆さんで、どのように活用できるのかを自問して頂きたいのです。今私が、専門学校で学んでいるのですが、赤鉛筆やペンを手にしながら教科書を読んでいるのです。役立ちそうなところに線を引いたり、二重丸をつけたりしています。そうすると読む楽しさが増し、読み返しする際も便利なのです。
 専門学校で勉強していると、書いていることを記憶するのですが、すぐに忘れてしまうのです。何度も読み返さないとならないのです。人間の記憶が薄らぐのは、驚くほど速いという実感をしているのです。そのような意味では、何度も読み返してみてください。空手道の中から、正真正銘の永久な奥義を見つけることができるはずです。一度だけ飛ばし読みすれば十分だとは思わないでください。毎月、空手修行をしながら、私の文章の内容を思い出すために、数時間は裂くべきです。
 何度も拾い読みしてください。自分の今を改善する余地があることを自分の念頭に入れて欲しいのです。さまざまな空手修行の内容を習慣として無意識のうちに使いこなせるようにすべきです。その為の道場なのです。稽古しなければ獲得できないのです。空手道という武道から新しい生活態度を身に付けて欲しいのです。それには、時間と粘り強さと毎日の実践が不可欠なのです。これが、専門学校の小テストで学んだことにも通じるのです。