2012年7月18日(八段語録1747)

書きつづける意味(2)


 人生で、悩まない人がいないのです。そのような意味では、参考資料になるようです。何故ならば、宮城県本部のトップであり、先駆者であるからだという事です。もちろん、大山総裁という大きな存在の大樹に隠れてはいますが、それでも、卒業生を含めて3千名以上の人達に影響を与えてきたのです。
 人生を歩んでみて、参考になる書物は沢山あるのでしょうが、直接の組織のトップが書いている、四方山話は、実に為になるようです。何故ならば、身近に感じるようなのです。人生の悩みの中で、重大な問題の一つを解決してくれることを、高校でも、大学でも教えてもらってはいないのです。
 しかしながら、未だかつて、どこかの学校で講義があるという事は聞いたこともないし、人生の経験という重圧に対して、ほとんどが心の準備が整わないままに、人生を踏み外してしまう人も多いのです。そのような人たちを扱って、更生に力を注いでいるのも私なのですが、道場生に限っては、手本のような事を、表現されている訳ですので、助かっている訳です。当然、私の家族からは、ひんしゅくを買っていることもあるのですが、それでも書きつづけているのです。
 道場生の中で、精神科の永嶋先生がいるのですが、その先生が言うに、この病院で、十年前の二倍の精神病や情緒障害の患者が増えているという事なのです。世の中に出ている、心療内科の本など殆ど役に立たないそうなのです。そのような意味では、私が書いている、極真精神についての話や、その他の心の向き合い方についての話は、道場生にとって役立つのです。何故ならば。所属している団体であり、身近に感じるというのです。
 そのような意味でも、毎日書くことを止めないのです。私は、40歳から、文章として残すことを考えていたのです。そして執筆準備に取りかかったのです。まず、古今の先哲たちが、考えてきたものを読むことにしたのです。当時、大学に40歳で入学したという事もあったので、時間的な余裕をつくったのでした。そして。聖書や、論語、あらゆる種類の伝記を読破したのでした。しかし、これはほんの序の口だったようです。そして、極真精神や武道精神とマッチングしていったのでした。