2012年7月13日(八段語録1742)
小テスト五日目
試験をフラフラになりながら受けている自分があります。この立場に身を置くことに、何の疑問も持たないのですから、“幸せな人”という事になります。このように、専門学校に身を置くことの決断は、このように思っているのです。
まず、これからの極真会館を背負ってくれる指導者をどのように守っていくかという事でした。空手道という素晴らしい、内容を未来に繋げていく事の出来る指導者の育成という事なのです。ただ単に、空手道に触れて、自分のライフワークにするだけではなく、生涯この道を全うする人が出てくると信じてやまないのです。
そのような観点に立っての私の行動なのです。もともと、私は、教師のように指導する事が好きでした。特に黒帯を取ってからは、指導の終わりには、精神指導を積極的にしたのです。汗を滝のように流した後の道場生にとって、私が話す一言が命のように感じてくれたのでした。生活の在り方から、未来への夢の持ち方など、様々だったのです。
そして、私の場合、むかし営業に出るよりは自由に本を読み、あらゆる講演会に出席することが好きでした。そして、いつしか私の望みは、「書くために生き、生きるために書く」ようになっているのです。そして、道場生にどのような事を教えようかと悩む日々が好きでした。私は、今まで受けてきた講演会を思い出しながら、あれこれと検討してきたのです。
そして、自分が学んだものの中で、自分が生きてきたことを標本モデルとしてしっかり示し続けるという事が重要であり、何よりも道場生に役立つという信念のようなものが芽生えたのです。何故か?この極真会館で十分生きがいを感じたからという事だったのです。それは、道場生の臆病心や自信喪失を吹き飛ばし、人生を生き切る勇気と自信を与えると思えたのでした。
また、私が自信を持って、統率してきた人生であるだけに、道場生がしっかりとした自信を持った勇気で、人まで自分の意見を口にできる人になると思えたのです。そうすると、自然に私の雰囲気を思い出しながら、統率力が備わるのではないかという事を明らかにしたかったのです。
そのような事を根底に思い浮かべながら、現実の試験を受けているのでした。何かしら手本になれるように心がけながら一日を終えようとしているのです。