2012年6月29日(八段語録1728)
素晴らしいクラス
この夜間のクラスは、19人在籍しているのです。夕方5時から9時まで、ぎっしりと授業は続きます。三か月も経つと、このメンバーの人柄が手に取るように分かりはじめる時なのです。柔道整復師という国家資格を目指している人々ですので、真剣な眼差しで授業に取り組んでいるのです。誰もが資格取得の為に欠席しないのです。私の場合、動機が息子を卒業させるという事でした。ちょっと浮ついていたのですが、クラスのメンバーに修正されてしまいました。つまり、真剣に授業を受けるようになったのです。
このクラスでの私の態度は、私を除いて18名の人を信頼するという事から始まったのです。当然信頼しないより信頼した方が、楽しくエンジョイできると思ったからなのです。そこで、いつもこのクラスでは、にっこり笑顔でいるのです。一番後ろの席で、授業態度もニコニコです。このクラスの人々に、本当に誠意をもって対応しようとしているのです。
この心がけが、三か月余り続いているのです。私の意識の中で、全員で国家試験を勝ち取とりたいという気持ちが膨れ上がってきている訳です。
いつも、クラスのメンバーに笑顔でいると結構役に立っているのです。話しかけてくれる人も多くなりました。微笑みかけられた相手が、心を許すようになり、その気持ちがブーメランのようにこちらに跳ね返ってくるのです。相手の良き気分がこちらの気分まで良くしてくれる訳です。
当然、最初は、よそよそしかったり、不自然なように思う人もいたのでしょうが、そのような事など関係がないように、ただ、にっこり微笑みかけたのでした。つまり、クラスのメンバーが大好きであると表現したのでした。
もちろん、この期間、クラスのメンバーが不快な事を口走った事も結構ありました。それでも嫌がらず、むしろ積極的に、その事を契機に自分の中に取り入れ、少しでも相手の意見を尊重してると示し続けたのでした。そうすると、相手はこちらの事を、今まで以上に尊敬してくれるのでした。このクラスで学ぶことは、自分が礼儀正しく、決して腹など立てないという事を意識することです。これが人格完成への第一歩なのかもしれないのです。