2012年6月27日(八段語録1726)

仙台接骨医療専門学校


 新しい集団というか、学校というか、ここで人体の内容を学び始めて3カ月の歳月が経ち始めました。この集団を指導する人達の気風をよく見極めたのです。そして、この団体にいかに自分を合わせるかという事が大いなる課題であると思えたのです。これで、この集団との関係も伸び伸びした屈託のないものになるのでした。ここの先生達と話すときには、「それは、こういうことですか」「こういうことではありませんか」という表現を多くしたのです。
 当然、一年生ですから、押しつけがましく、断言しないという作戦を取りました。理由は、新参者は教わるべきであり、ここで教えるべきではないと思ったのです。この方法は的中しました。もし、今までの極真会館での歩みを引っ提げて乗り込んで行ったならば、あらゆる軋轢と摩擦があったに違いないのです。
 当然、先生方に対する敬意も理解していただくようになったし、先生方も知っていることを気軽に教えやすくなっていたのです。これが、もし高飛車に出れば、先生方は警戒をするものの、心をひらいてくれるという所まで行かなかったのです。そのような意味では、先生方に軽蔑されるような口調を招かなかったのです。
 もちろん、最初は口論となったりもしたのです。「学校をやめなさい」とはっきり断罪されたこともありました。そこで、私は、先生方に利口に見せても愚かに見せても、得るところはないと思ったのです。どんな事柄でも排斥してはならないという結論です。当然意見を言う場合にはお手柔らかにという事を意識したのでした。
 もちろん、「この学校の問題点も無きにしもあらず」なのです。それを持って額面通りこけおろしたとしても、自分が不利になるだけなのです。それよりは、額面以上に先生方を評価した方が、これからの自分の為になるのです。賞賛は、非難ほど傷つかないものです。
そのような事を考えての一日でした。