2017年12月20日(八段語録3164)
極真会館手塚グループ 七 社会と自然との調和


 減量をするという事を決めてから二か月が経ちました。
最初は順調に体重が落ちていったのですが、最近は停滞気味です。
百五キログラムから九十八キログラムへと一か月で落ちたのです。
それ以降、一か月が経ちますが、ここからなかなか落ちないのです。

理由は、良く食べるからなのです。
相当減量に取り組んでも、食欲は減らないようです。
既に七キログラムの減量から、今後どのように取り組むかという課題にぶち当たっています。
空手の稽古を熱中することには自然にできるのですが、食べることは抑えるという事は無理というものです。

それだけでなく、年齢が高くなると、代謝が悪くなるようです。
食べた食物がお腹にしっかりと脂肪とになって溜まります。
食事制限をするという事はできないようです。
食べたいという欲求は、この年になっても健在という事です。

周りを見渡すと、重い体重を抱えて、長生きしている人を見かけることはないのです。
ある程度、地域で活躍している高齢者は、痩せていて、小回りが効いているのです。
私自身、選手でもないわけなので、理想的な体重を目指すという事に徹しようとするのです。
 
 さて、手塚グループを担う本部長の皆さんの発想は、多種多様で頼もしい限りです。
それだからといって、誰の発想も私が意見して抑えようとは思わないのです。
また、私からこのようにすべきであるという強制はないのです。
家族を基礎とする組織ですから、良いと思った提案に対しては、良き伝統と思って取り入れるという姿勢です。

意見を述べる本部長は、それなりの実践を県本部の道場でしているわけです。
それをマスターしようとする他の本部長は、内容を聞くようにするのです。
そして、自分の道場に持ち帰って、更なる発展を目指せばいいという事です。
会社でいう営業成績を競い合うという事はしないのです。

量的発展を目指すことも、質的の充実をするのも現場の本部長のアイデアであり力量です。
お互いに良いところを学べば良いという事です。
お互いに否定するという事は、その人の全人生を理解しない限り、絶対に避けるべきです。
何処の本部道場においても、永続性のある発展を遂げるというのが望ましいのです。
何処の本部長が問題であるとかという発言は、決して許される発言ではないのです。
ただ、鉄則として「それは不倫をしない。暴力を振るわない」という事です。
つまり、家族を破壊するような行動は慎むという倫理観を徹底するだけです。
これは、手塚会長が生涯にわたって、極真空手道の中で実践してきたことなのです。

 それだけに、極真会館手塚グループにおいては、正しい人生観をもって、家族を守り、地域社会に正しく認識されることが望まれるのです。
もう、エイリアンのような超人的な内容はいらないのです。
肉体の最強を目指しますが、魂の極限を自然に近づけて調和させるという事です。

肉体の限界に挑戦して、多くの戦歴を持ったとしたならば、人格者であるべきなのです。
手塚グループの主張は、良き家族を守って、自然を愛するという事です。
大自然の中に、自己の姿を投影して、「正しい生き方を実践せよ」という事です。
そうするならば、自然環境も温かく迎えてくれるというものです。

ちょうど鏡の中の自分の顔をマジマジと眺めながら、自分を知ろうとするのと同じです。
それだけに、空手界のほかの団体に何か注文を付けるなど、もっての外という事です。
良きものを学ぼうとするには、時間がかかります。
そして、良い物を見極めるような力を磨こうとするだけなのです。

私自身、極真空手を通じて、理想の自分を知ろうとするのです。
何か対象がなければ、自分を見出すことができないと思うからです。
それだけに、この厳しい極真の修行の道が、私の磨き石になるという事です。
己を知るのに十分な荒行であると、今でも思っているのです。

 結論として、この極真の修行が、自己の本来の正しい生き方を見出すのです。
その生き方が、変人として取り扱われるのでなく、地域社会と調和すべきであるのです。
最も厳しい、肉体鍛錬の道を選んだものだと、今となっては後悔もできません。
その事が、人生として有終の美を飾らなければ、何の意味もないという事です。

今の社会の現状を眺めると、不安と混乱の中で、人々が右往左往しているようです。
現実は、困難が広がり、苦痛が人生を覆うのです。
それに負けずに試練をかき分けて進むというのが極真の道にすべきなのです。
どんなに厳しい境地に置かれても、その状況を乗り越えていくのが極真の道です。

苦境が待ち構えていても、立ち向かって乗り越えていくのもこの道です。
そのような意識をもって、生活することに新鮮さを持っていきたいのです。
誰からも邪魔されないで見つめることができるのは、大いに見渡せる大自然です。
その自然との調和を果たそうとするのも、また空手道の極意なのです。

この姿勢を持てば、現実的解決の法案を知ることができるというものです。
自分の心で納得できない不整備な部分や間違っていることを訂正し、日々試行錯誤です。
この手塚グループの主張は、当たり前な事なのです。
それだけに、普遍性を持って世界を包み込むことができるというものです。