2017年11月7日(八段語録3137)
指導者の道


二日連続の晴天です。珍しく感じます。
それだけ、天候には恵まれない日々が多かったという事です。
朝の目覚めは、爽やかになります。
昨日は、第一回の指導者研修を行いました。
現場の指導内容をテーマとした事は、指導力の強化でした。
指導者研修に出席を許されている道場生は、先生待遇です。
もちろん、内容はこれからという事なのですが、自覚をしてもらうという意味です。
形を整えて、魂を注入する作業が始まるというものです。
最初は、座学を中心にという意識でしたが、実践を少し加えました。
限界線打破というイメージで、組手の稽古も総本部仕込みでした。
稽古する道場生にとって、正しい言葉で導かれる事を願うものです。
指導する時に、暴言を吐かれては、決して喜びも生まれて来ません。
そこで、取り組んだ事は、実技をする前に、その内容の意味と意義を解説するのです。
それも、ただ解説するというのではなく、分かりやすく説得力のある方法の研究です。
指導に慣れている黒帯のメンバーにしても、研究を重ねなければ成長もありません。
そこで、私の評価と共に、多くの指導者から指摘を受けるという作業に取り掛かったのです。
さて、今回集まった指導者は、いずれ頼れる存在になるという前提なのです。
もちろん、過去において、期待して指導を任せた人物が裏切っていくということもありました。
袂を分けて、勝手な事をやる連中も出て来たということです。
その事は、想定内ということで、今回は取り組んでいるのです。
道場に顔を出すこともできなく、ダークの世界に入ろうが、その人の生き様です。
しかし、段位を与えた道場生の多くは、しっかりとこのグループを守っているのです。
大半の黒帯の指導者は、絶え間ない修行の日々です。
そして、自分を磨き上げているのです。
そのような黒帯の指導者を含めて、今回の研修会はあるのです。
実技の中に、滲み出るものがあるということからの発想なのです。
ただ、技を教えるだけで良いという時代は過ぎ去りました。
道場生を育てるという愛情投入の領域に到達しているのです。
それは、もとより、極真空手の技を磨くことによって、人を生かす道に通じるのです。
そして、指導者同士の連帯も深めていくということにもなるのです。
この研修会を通じて、深い信頼の絆が結ばれていくようにと願うのです。
今回は、八名の参加者でしたが、新鮮な企画に刺激を受けているようでした。
ところで、会長の意思をついで、全責任を追う立場に立って感じることがあります。
それは、どのように発展させていいかという事を試行錯誤する連続なのです。
決して、この立場は栄光の賛美を受ける事になるということではないのです。
また、一人で邁進していくことになるという事は、夢にも思えないのです。
大山総裁が築いた基盤を手塚会長の家族を中心とした愛情組織に展開したのです。
その上で、手塚会長が使命半ばにして、天に召されたのです。
それだけに、会長が残した業績の成就を願う弟子として立っているという事です。
それは、十ヶ月の期間に感じた事であるし、成さなければならない役割を持っているのです。
結構、手塚会長の後継になって歩という事は、大変な事です。
何故ならば、会長の内容と比較されることが多々あります。
それだからといって、コピーするわけにも行かず、ただ己の姿勢を貫くだけになります。
もちろん、今までやって来たことでではないと否定されることもあるというものです。
だからと言って、ただ流れに任せるだけではなく、その中から希望を見出そうとするのです。
新しい戦略、新しい生命ある組織、そして新しい歴史を出発させることです。
今回の世界巡回で、世界のリーダーは指導者として推挙してくださったのです。
それだけに、全身全霊をかけて、この使命に全力を尽くそうということです。
そのような理由から、指導者研修を敢行することにしたのです。
家族としてのグループを形成していく上で、教育者を育てる事は大切です。
愛情あふれる指導ができるかということがポイントになるのです。
それは、難しい事であると思っています。
それだけに、指導の現場で、一貫した指導の流れでどのように指導するかが問われます。
しっかり説明することができる事は、最低必要条件なのです。
一貫した流れの中に、どれだけ道場生に対して愛情を注げるかということです。
言葉の橋端に愛情の絆を結ぶということです。
これから、手塚グループは多くの指導者を必要としています。
道場生に影響力を与えようとするならば、私の意思を継いだ人材が必要です。
それも人数が必要になって来ます。
宮城県本部が一千名規模の道場に育てるという事は、最も必要な事なのです。
指導者研修をすることによって、指導者の意識を変革したいものです。
そして非常に大きな影響力を持って、大同団結を果たすのです。
もちろん、容易な道であるとは思わないのです。
それだけに、指導者研修は、これから大切な位置をしめるのです。